taishihoさんにお会いしました。

 昨日(3月24日)、taishihoさんの個展を観に宇都宮に行ってきました。
 東京駅から新幹線の切符を買うときにふと表示を見ると、宇都宮方面はほとんど満席で、乗る予定の新幹線には乗れず、1本遅いものに乗る事になってしまいました。帰りもそうなのかも?と思った僕は、宇都宮に着くとすぐに切符売場に行って帰りの指定券を買いました。宇都宮駅に着いたのが11時過ぎで、約3時間後の2時30分の東京行き。これが後に後悔の種になってしまいました。
 案内のハガキをいただいていたので、それを頼りに(タクシーを使って)ギャラリーへ。この日行く事は事前にtaishihoさんに伝えてあったので、お会いする事ができました。Taishihoさんにお目にかかるのはこれが初めて。ごあいさつをして作品を見せていただきました。ブログにアップされていた作品の写真などから、勝手に大きな作品を想像していたんですが、想像よりも小さいものでした。これについては作者であるtaishihoさんから、版画はもともとそういうものなんだよ、と説明を受けました。そんなことも知らずにお邪魔した僕でしたが、taishihoさんは歓待してくださいました。
 僕は個展の作品を観て、お話をできればそれで訪問の目的は達成できた事になるし、僕にばかりかまっていられるわけもないだろうと思っていたので、そこそこの時間で引きとるつもりでした。なので2時30分の新幹線を予約したのですが、taishihoさんに「ギャラリーの上階にホームシアターがあるので、持ってきたものを観ましょう」と誘ってくれました。「持ってきた」というのは、ビートルズの「Love」のDVD版、「アンソロジー」、ポールの、昨年出たUSツアーのDVDで、全部ではないですが大音量大画面で堪能しました。このとき、2人でビートルズ談義をしたんですが、これがものすごく楽しいものでした。「タイムマシンに乗れたら、○○の時代の(ビートルズの)コンサートを観たい」「『Let It Be』はいつになったらDVDになるんだろう」「リマスタリングしたオリジナル作品の発表が待ち遠しい」などなど、思い出してもほほが緩んでくるようなものでした。なんといってもtaishihoさんは熱心なビートルズファンなので、曲名や人名を話したときに即座に反応が返ってきてくれて、それがものすごくうれしかったです。
 で、楽しく話しをしていてふと気づくと、もう1時半過ぎ!実はこのあと、一緒に食事でも、と話していたんですが、そんな時間もありません。慌て気味で帰り支度をして、近くの「美味しい」というラーメン屋さんに案内してもらい、鯛でダシをとったというユニークでおいしいラーメンを食べ、ご挨拶もほどほどにタクシーに飛び乗り、なんとか乗車というバタバタぶりでした。タクシーが拾える場所までtaishihoさんとギャラリーのオーナーさんも一緒に、ラーメン食べたばかりだというのに走らせてしまい、タクシーに乗ってから自分の無作法さにへこんでしまいました。もっと時間に余裕を持たせるべきだった、せめて帰りの足くらい自分でなんとかできれば、、と。後悔しきりでした。
 僕の無作法はともかく、個展はとてもいいもので、主題となっている「自然」に対する作者(taishihoさん)の暖かいまなざしの感じられるものでした。とても写実的なものもあり、作者が想像力で膨らましていったものもありましたが、どの作品も「対象を無理矢理ねじまげた」感じがない、心豊かなものでした。実は僕は1枚、小さな作品を購入したのですが、明るく暖かな色彩が美しいものです。自宅の壁になにも飾っていないので、ぴったりのものが入手できました。
 Taishihoさん、どうもありがとうございました。美術の造詣ゼロの僕に親切にご説明くださり、感謝しています。ビートルズについてのお話、とても楽しかったです。またぜひやりたいと思っています。そのときはよろしくお願いします。

Let It Be

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