小ネタ 変なところが似てくる!?

 KENNYさんのブログで、「ガラスの仮面」のコミックス最新巻が出たということを知りました。僕自身はそんなにきちんと読んでいないんですが、妻が好きでよく読んでいるので、教えてあげました。発売されたことを知らなかった妻は「何年ぶりの続刊だろう」と驚き喜んでいました。
 「じゃあ、明日にでも買ってくるんだね」と言ったところ、ちょっと困った顔で「買いたいんだけど、今読んでる本が多くて、、、」と言うじゃありませんか。「今、何読んでるの?」と尋ねると「東野圭吾」との答え。正月に実家に帰ったときに義母から借りたということで「流星の絆」「聖女の救済」などを同時進行で読んでいるとのこと。「ハードカバーだから持ち運びが大変なの」と話していました。
 これはけっこう僕には驚きの発言でした。妻はあんまり読書に執着するタイプではなく、通勤時に読む本も、まず「持ち運びできるのは文庫本のみ」というタイプです。それが東野圭吾のハードカバーねえ、しかも同時進行で数冊。心境の変化か、妻が持ち運びたくなるほど面白いのか。実際に妻に質問しても「うーん、たまたまだよ」という答えしか返ってきませんが。
 この会話をしていてふと思いました、「似てきたのかな、2人?」。
 僕は「今読んでいる本を外出先でも読む」人間ですので、それが文庫本なら文庫本を持ち運ぶし、ハードカバーならそれを持って行きます。2冊同時進行なら2冊持ち歩きます。ハードカバー複数持って歩いていて肩を痛めたこともありました(笑)。僕が持ち運ぶのを断念するのは「ビートルズ・アンソロジー」くらいです(笑)。ちなみに今は「ワーグナーヒトラー」(ヨアヒム・ケーラー著、橘正樹訳 三交社刊)を読んでいますが、ハードカバーで500ページを越える分厚い本です。もちろん通勤時にも読みますので、肩が痛いです(笑)。「バッグの中に何冊も本があるよ」と、妻に気味悪がられたこともあります。
 そんな風だった妻が大きくて重い本を持って歩いている。うーん、僕との結婚生活で、妻に変化があったんでしょうか?ずっと以前「結婚してからビートルズの曲を憶えてしまった、どうしてくれる」と抗議(?)されたことがありましたが、趣味も生活スタイルもわりと違う僕と妻の、こんな妙なところが似てきたんだとしたら、ちょっと奇妙で面白いです。
 ちなみに妻は現在もう1冊読んでいるものがあるそうで、「何?」と訊きましたら、「王家の紋章」という答えでした(笑)。うーん、趣味が一貫しているのかしていないのか(笑)?