「キャプテンEO」を観てきました

 フィギュアのグランプリファイナルを見ていたら、マイケル・ジャクソンのメドレーで演技している男子の選手がいました。ボーカル曲は使用できないらしくてイントロを繋いだようなものでしたが、時々あの「かけ声」が聴こえてきました。特に「Smile」ではエンディング部分のスキャットが流れてきてちょっと感動しちゃいました。
 昨日(12月10日)東京ディズニーランドに行って参りました。ごく普通の家族の行楽という感じですが、クリスマスシーズンなので飾りやイルミネーションもそれらしくなっていて奇麗でした。密かに大好きなアトラクション「イッツ・ア・スモール・ワールド」は、人形がクリスマスらしくなっていただけではなく歌までクリスマスソングになっていて驚きました(この時期にTDLに行くのは初めてなもので、いろいろ新鮮でした)。
 ところで今TDLでは、あの「キャプテンEO」の再演をしています。今回は子ども連れなのでどうかな?と思ったんですが、無事に娘の許可(笑)が下りたので観られました。もちろん過去に見たことはありましたが、やはり感慨はありましたね。今回はもう最初から「あのマイケル・ジャクソンが作り上げた作品を…」という乗りで、アナウンスの内容もそんな感じでした。
 で、観てみましたが、なんかちょっと記憶と違う。
 なにが違うかといいますと、爆発のシーンや大きな音のところでシアターが振動するのです。「Star Tours」みたいに。そしてフーターとかいう象みたいなエイリアンがくしゃみをすると、なんか液体が飛んでくる(笑)。こんなだったかなあ?以前観た時はふつうの「大音量の3D映画」だったと思っていたんだけど。今回のために新趣向を盛り込んだのかしら?もともとTDL自体めったに行かないし、「キャプテンEO」を最後に観たのだってずうっと前(下手すると結婚前ですよ)なので、僕も妻も記憶が曖昧で「こんなのなかったよねえ」と話し合いながら、2人とも確証が持てない(笑)。今回のためにやったんだとしたらちょっと嬉しいです。
 ちなみに娘の反応はというと「面白かったけどちょっと怖かった。それに英語だったからお話がわからなかった」とのこと。「象さんがくしゃみしたらおハナが飛んできたよ」と言って笑っていました。映像が飛び出してくるところでは手を伸ばしていましたよ。そういう子ども、たくさんいました。
 映画の中のマイケルは若く元気で、あの歌声もダンスも完璧でした。観ているときはアトラクションを楽しんだという感じでしたが、見終わったときに一部の観客から起こった拍手(僕もしました)を聞いたとき不意に「ああ、みんなここでマイケルを偲んでいるんだ」という思いがこみ上げてきました。あの悲しい出来事がなければ再び見る機会はなかったかもしれない「キャプテンEO」ですが、こうして観ることで「世界とマイケルが仲良しだったころ」を偲ぶことができるのです。それは悲しいことであると同時に、表現に託された思いを共有するという意味で、かけがえのないものなんだと思います。 見終わったあと僕はショップで、記念に「キャプテンEO」のTシャツを購入しました。ありがとうマイケル。あなたの素晴らしい姿をまた拝見できました。5歳の娘も連れてきましたよ。娘も「すごいねえ」と話していました。あなたの歌もダンスも、永遠に愛され続けることでしょう。ディズニーのキャラクターたちと同じように。

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