夏の定番(僕だけの)

 ここ数日、僕が住んでいる南関東は、36度超えなんて猛暑からは一息ついた感じの気温です。まあ、暑いには違いないんですけどね。蒸し暑さは相当で、少し歩いても汗びっしょりになってしまいます。そんな状態でみなさんはどんな音楽を聴くんでしょうね。僕の場合、けっこうな率でピンクフロイドです。なぜ?とお思いの方も多いでしょう。フロイドの音楽は決して軽やかでも夏っぽくもありません。よくはわからないんですが、余りの暑さに、無意識のうちに「トリップ」しようとしてるのかもしれません。
 今日は初期のフロイド、「More」を中心に。あのひりひりするような感覚はなかなか他では経験できません。最後は大曲「Atom Heart Mother」。これ、本当に(自分で考えても)夏向きじゃないんですが、なぜか夏の夕方から夜にかけて聴くことが多いです。暑ければ暑いほどのめり込みます。ロジャー・ウォーターズのコンセプトの大切さは100%わかっていますが、それでも暑い夏の宵は、言葉ではなく「感覚」がこの「ムード」を欲しがります。シド・バレットのいたごく初期の「元祖ガレージ」みたいなところから「原子心母」まで、僕の夏には欠かせません。夜明けの口笛吹き