レコード収集の旅に備える(?)

 今日は仕事はちょっと早出。職場からちょっと離れたところに用足しをする必要があり、場所が僕の通勤経路上にあるので、引き受ける代わりにチャイムと同時に出させてもらいました。行き先は賑やかな観光スポットの真ん中のオフィスで、道すがら、すっかりクリスマス一色になった街並みを眺めながらのんびり歩いていきました。
 用事はまあ、要するに顔つなぎがメインのようなもので、たいした時間もかからずに済んだので、普段は行かないその観光スポット内の大きな書店に行きました。もうプレゼント用の絵本とか、カレンダーとかがいっぱい並んでいるんですね。洋書のコーナーでビートルズ関連の書籍を冷やかし(ヨーコの「Grapefruit」があった!)、パソコン関連の本を立ち読みし、という感じでぶらぶらして、せっかく来たんだからなにか1冊、、と思っていたら、お、と思うモノがありました。
 とはいっても珍しいとか、最新刊とかいうわけではありません。「ミシェル・ルグラン 風のささやき」(濱田高志著 音楽之友社)という書籍です。
 この書籍自体は昨年に出版されたもので、僕も度々書店で見かけていたのですが、価格が2600円ということもあり、なんとなく買っていなかったものです。最近は店頭で見かけることもだんだんなくなってきたので、ちょうどいい機会だな、と思って買ってしまいました。平たくいえば「バイオグラフィ付きのディスコグラフィ」という内容の本なのですが、かなり網羅的なものなので、これからこの人のレコードを集めるのに重宝しそうです。
 このブログにも何回か書きましたが、僕はルグランが好きなんです。枚数は大したことないんですが、こつこつCDも集めています。「シェルブールの雨傘」「風のささやき」など、映画音楽がとても有名な人ですが、マイルスと組んで制作したものや、シェリー・マンと一緒に演奏したジャズ・アルバムなど、多彩な才能をもった人です。とんでもない多作な人で、ザッパやディランで鍛えられているはずの僕でも、「これ全部集めるのは無理だ」と唸ってしまいます。今日この本を買ったということは、とりあえず地図を手に入れたということなんでしょうね。これからこれを頼りに、気が向いたときに少しずつ探していきましょう。
 今のBGMは「ロバと王女」サントラ。これ、最近になってデジタルリマスター版が劇場公開されているんですよね。観にいきたいなあ。でも、今は無理だな。妻が許してくれないし(笑)。

ミシェルルグラン 風のささやき

ミシェルルグラン 風のささやき