いつでも明るくいこう

 一昨日と昨日、発熱のために保育園を休んだドレミですが、なんとか今日は平熱になり保育園へ。また熱が上がるかなあ?という両親の心配をよそに元気いっぱいだったとのことで、一応峠は越えたかなあと少し安心です。少し年上のお子さんがいる同僚に聞くと、最初のころはそういう事が多いよ、みんなそうだから気に病むなよ、という暖かい言葉(ホントに)。なんだかんだいっても職場を突然休むのは気分のいいことじゃありません。幸いな事に「いいよ」と言ってくれる環境は貴重です。この場を借りてありがとう。
 ところがですね、今度は妻が熱を出しました(苦笑)。さすがに大人ですからそんなに大げさではないですが、念のため寝かせて、炊事やらなんやらは僕が帰宅してからやりました。こういう事を書くとものすごく協力的な夫のようですが、やらないと悲惨なことになってしまうので(笑)。ママが抱っこしてくれなくてぐずるんじゃないかなと思っていたドレミですが、意外なことにすぐに寝ついてくれて、今はまだ10時なのにこの家で起きているのは僕1人です(笑)。
 さっきまで起きていた妻はずっと僕とドレミとコピに「ごめんね、ごめんね」と言っていました。日頃僕は「あんな『母性に乏しい』と自称していたのに、いざ母親になったら堂々としたものだ」と感心していたのですが、彼女には彼女の辛抱があり、彼女なりに母親になるための成長をしている最中なんだと実感しました。
 今日のBGMはワールドカップにちなんで「Number Sports Graphicフットボール・ミュージック・イシュー」。世界中のサッカーがらみの曲を集めたもので、マイナーなものも結構入っていて楽しいです。スペイン語の「We Are The Champions」とかイギリスのスタジアムの群衆が唄う「God Save The Queen」(ピストルズじゃない方ね)、バグパイプやサンバとかもあって、サッカーを題材にした音楽世界の旅という感じですね。
 その中に1曲、なんでここに?というものがあります。「Always Look On The Bright Side Of Life」。ご存知モンティ・パイソンの映画「The Life Of Brian」のエンディング。キリストの生涯のパロディというものすごい映画のエンディング、磔にされた死刑囚が唄う「いつでも前向きでいようよ、いつでも明るくいようよ」という、実はとてもブラックなジョークでもあるこの曲。そうか、イギリスのサッカーファンはご贔屓のチームが負けたときには、このブラックな曲を口ずさんでいるんですね。かっこういいなあ。僕もそうしよう。
 みんな忙しいし娘は病み上がり、妻は熱を出し、母は腱鞘炎(なのにいろいろ手伝ってくれている。ありがたいことだ)、仕事はちょっと壁にぶつかっているし、人間関係もちょっとケアが必要だ。でもいいさ。きっと大丈夫。だって現に今、僕の家族は静かに夢の中だ。「人生がゴミ溜めだって?そんなたわ言信じるなよ。口笛を吹いてごらんよ、そしたらみんなうまくいくよ、いつだって明るくいこうぜ!」今日はもう寝ます。おやすみなさい。

Sports Graphic Number フットボール・ミュージック・イシュー

Sports Graphic Number フットボール・ミュージック・イシュー