一夜明けて、そしてポールのオラトリオ

 毎度毎度私的な話題ですみません。
 今日は午前は職場に。午後の休暇を申請し、月曜日に出られない可能性があるのでそちらの根回しも行い、比較的平穏に過ごしました。午後はいったん家に戻り、病院に持っていく荷物(妻が用意してくれていました)を持ってドレミの元に。行ってみると妻はそこにいました。熱が引かないので病院に行こうと思い立ち、ドレミの入院先は外来があるのそこで受診し、そのままそこにいたんだそう。結局7時ごろ病院を辞したのですが、最後まで妻はそこにいました。そのせいかまだ回復はしていません。それではまずい(病室は大部屋なので、他の子どもに妻の風邪を感染してしまう可能性もあるし)と思い、その件で少し口論。2人とも気が張ってたんですかね、けっこうケンカみたいになっちゃいました。明日は基本的にうちで休養をとるということにはしました。まあ、妻の気持ちはわかるんですけれど、、、。
 ところで少しだけ音楽の話題。ドレミ入院の一報は昨日の午後あったんですが、そんなことになるとは知らないその日の朝、偶然僕はあるCDをリッピングし、iPodに入れて聴いていました。それはポール・マッカートニーの「Liverpool Oratoiro」。これ、本当に何年間も聴いていなかったものなんですが、朝起きたら急に聴きたくなっていて、大急ぎでiPodに入れたんです。朝の通勤時間はもちろん最初から聴き始めました。
 で、ドレミ入院の知らせ。帰りの電車の中では、この作品の後半「危機」から「平和」を中心に聴きました。僕の状況と同じというものではないですが、この作品も1組の家族が登場し、小さな子供の命・夫婦の絆が試練に遭い、それを乗り越えて平和に至るというものです。僕はあまり占いやら運命やらを信じない(信心深くないんですよ)たちなんですが、昨日ばかりはこの音楽を聴こうと思い立った不思議を感じました。
 今もこの曲を聴いています(妻はもう寝ているので小さな音で)。今日帰宅してから、僕と妻は(妻が早く帰らなかったことや僕がその日の方針をきちんと言葉で伝えなかったことについて)口論をしました(疲れてるんだからさっさと寝ればいいのにね)。でもそのおかげでそれぞれが抱えていたものや思い込みがわかるようになって、明日の方針ははっきりしました。家族の繋がりや愛情がどうやってできるのか、簡単なノウハウがあるわけないですが、今回の件ではうちの場合、こんなふうにして前進しております(苦笑)。これはこれでいいのかな、と思います。「Liverpool Oratorio」の最後の曲にも、こんな歌詞がでてきます「生易しいものではない・時には言い争いもあり・辛い時代もある・それでも人には家庭が必要なんだ」。うん、そうだね。よくわかるよ。なんだかんだいって、またポールに支えてもらいました。
 そうそう、ドレミの容体ですが、熱はすっかり下がって元気いっぱい。今日は点滴も一時はずせたので、抱っこして病棟の中を散歩しました。隣のベッドにほとんど同い年(誕生月がいっしょ)の、ハンサムな男の子が来て、ベッドのバーごしに2人で見つめ合っています(笑)。日曜に最終検査を行い、問題なければ月曜には退院です。
 お見舞いのコメントをくださったみなさん、どうもありがとうございます。こんな感じでやっていますので、たぶんもう心配はないでしょう。
 そうそう、もしこの日記にコメントをくださるのでしたら、妻あてに「旦那はがんばっているんだから、あんまり怒らないようにね」「あんまり三白眼で睨まないようにね」「姑と組んで旦那を追い込まないでね」というようなものをお願いします。くれぐれもよろしくお願いします(笑)。
 それでは、おやすみなさい。みなさんに素晴らしい週末が訪れますように。

Mccartney: Liverpool Oratorio

Mccartney: Liverpool Oratorio