iTunes Storeでポールのレア曲発見!

 あといくつ寝るとポールのニューアルバムが発売になります。今回は事前にはスタバだの慰謝料だのといろいろネタがありましたが、ここまでくるともう、中身に対する興味のみですね。すでに2曲ほど聴く機会があり(ネット時代って本当に便利)、今のところ期待大です。今日「ロッキング・オン」を買ったんですが、巻頭特集の「Sgt.Pepper40周年」に続けてこのアルバムについての松村雄策さんの文章もあって、松村さんも絶賛していました。僕は前作も気にいっているんですが(このところはけっこうヘビーローテーションです)、前評判ではこれを凌ぎそうな感じです。ああ、楽しみ。
 で、今回はiTunes Storeでの配信も話題です。僕のような人間はどうぜパッケージも買ってしまうんですが、こっちは1曲おまけということで、こっちも気になります。今回は新作だけではなく、旧譜もまとめて配信開始しているので、けっこう大きいスペースで紹介されています。ということでiTunes Storeでポールのコーナーを見るともなしに見ていたんですが、「トップソング」(ポールの曲で、売れた順が出ている)の上位2曲が目に留まりました。
 1位「Say Say Say(12” Version)」
 2位「Ebony Aod Ivory(Solo Version)」
 えっ!?なにこれ?
 慌てて「Pipes Of Peace」と「Tug Of War」のページを探してみると、ありました、ボーナストラックとして、上の2曲が。
 これは本当にびっくりです。「Say Say Say」の方はまあ、ありがちな12インチバージョンという感じですが、僕の知っている限りCD化されていません。それに「Ebony And Ivory」の方も未CD化楽曲のはずです、というか、オリジナルリリース時にシングルとして出た以外は流通していないはずのものです。スティービー・ワンダーが参加していないこのバージョンは、黒人青年を主人公にしたPVもあって(とてもかっこよかったです)、僕は最初それをテレビで観ていたので、その後に買った「Tug Of War」のバージョンにはびっくりした記憶があります。僕はシングルの現物を持っているので一応「入手済み」ではあったんですが、アナログのみなんで最近は気軽に聴けない状態でした。それがこんなところでこっそり配信されているなんて!?
 もちろん購入しました、2曲とも。探してみたら他にもちょこちょこと「アルバムのボートラ扱い」で12インチバージョンとかシングルB面(CDシングル時代のものもあったから、カップリングと書いた方がいいかな?)がありました。僕はとりあえず上記2曲と、「This One」の「Club Lovejoys Mix」(なんだそりゃ(笑)?)と「Press」の12インチバージョンを購入しました。どれもオリジナルは聴き慣れていますが、違った編集、違った演奏時間で、ファンは楽しめます。やっぱり「Ebony And Ivory」はよかったです。僕はもちろんスティービーもファンですし、通常のバージョンもいいと思いますが、ポールのリードボーカルのみで進むこのバージョンは、実にすっきりとした印象です。これがiPodで聴けたりCDで聴けたりするなんて(焼けばCDになるもんね)うれしいです。コストをかけてCD再発するのは現実的でないでしょうけれど、こういう形なら簡単に実現できるわけで、デジタル配信の明るい面を実感しました。
 ネット配信時代が来て、音楽フォーマットは移り変わっても、ポールの音楽は変わらず僕にとって宝物です。

追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル

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