It Was Fifty Years Ago Today....

 今日は別の話題で書き出していたんですが、ちょっと予定を変更して、、、。
 Taishihoさんのブログで、「1957年7月6日、リヴァプールの教会でジョン・レノンポール・マッカートニーが出会った」ということが書いてあるのを読みました。このときのエピソードは有名なのでファンの方はよくご存知でしょうが、それが7月6日だったとは完全に失念していました。しかも計算すると、ちょうど50年たったということで、これは大変に記念すべき日ということになります。
 21年前の早春、僕は友人たちとイギリス貧乏旅行の途中、1泊だけリヴァプールに滞在しました。総勢5人のうち純粋なビートルズファンは僕1人という状態で、十分に堪能したとは言いにくいんですが、それでも実際に足を踏み入れた「聖地」は印象深いところでした。
 実際のところ、ものすごく賑やかな街ではないという印象で、バスで行ったペニー・レインなど、夕方くらいの時刻なのにほとんど人通りもなく、うら寂しい感じでした。短い滞在時間と事前のリサーチ不足のため、ゆかりの地で行けたのはペニーレインとストロベリー・フィールズくらいでしたが(苺畑の門の前に着いた時は、もうあたりは真っ暗でした)、確かにこの目で見たという記憶は今も鮮やかです(ついでですが、この旅行ではロンドンでアビイ・ロードにも行きました)。いつか再訪したいと念じながら一度も実現しないまま今日まで来ましたが、まだその願いは捨てていません。今度行く時は事前にいろいろ調べて、滞在も長めにして、あちこち見て回るだけではなく、ゆっくりとあの土地の空気を吸ってみたいです。
 今流れているのは「Anthology1」。今日という日を記念して、クォリーメンに始まるビートルズの「リヴァプール時代」を偲んでいます。
 「Free As A Bird」のPV、初めてオンエアされたときに録画して、内容チェックのために何度もプレイバックして観ているうちに、目が湿っぽくなってきたのを憶えています。ファンにはわかるたくさんのアイデアや仕掛け。前半はリヴァプールが舞台で、僕が行った場所も登場します。なくなった場所も、変わってしまったところもあるでしょうが、僕たちのような人間にとって、あの土地は今もこれからも、大切な思い出の土地であり続けます。そこは50年前の今日、誰にも気づかれずに始まった冒険の出発の土地なんですね。

アンソロジー(1)

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