DVD「HELP!」デラックス・エディション買いました。

 というわけで。
 買ってきました。「Help!」完全限定デラックス・エディション。
 重かった!本当に。お店には普通のDVDのトールケースのようなものが置いてあり「商品ご希望の方はこれをレジにお持ちください」なんて書いてあるので、何も考えずにレジに持って行ったところ、「こちらでよろしいですか?」と出されたモノは、、、!
 大きさはA4サイズ、暑さは5cmくらい。表紙に大きく「HELP!」と書いてある。思わず「いえ、それじゃないです。僕がほしいのはDVDセットです」と言いそうになってしまいました(笑)。本当に、それくらいインパクトがあるんですよ。実際に見るとすごいです。持ったら重さもすごい。これを買ったときは仕事帰りで、ちょっと荷物が多かったので、さらに重くなってしまって帰り道はふうふう言ってしまいました。
 中身ですが、基本的な映像は「通常版」と変わらないらしいです。チェッ。2枚組で1枚は映画本編。2枚目が映像特典で、映画の削除シーン、復刻作業のことなど、いわゆる「メイキング」編という感じです(すみません、まだ観ていないので詳細が書けません)。
 さて、ここから付録です。大きなポスターが1枚、ロビーカード(劇場の壁とかに貼ってある写真ですね)が8枚、そして沢山の写真が掲載された写真集のようなブックレット。ポスターとカードとDVD2枚はこのブックレットに収納されています。写真は、撮影中のオフショットなども含んだもので、まあまあきれいでした。
 それに表紙に「BEATLES TWO」と印刷された、映画オリジナルシナリオ(の復刻版)。これは本当にバインダー形式まで再現されていて、タイプで打ったシナリオに、ところどころブルーのインクでリチャード・レスターが手を加えているのも再現されています。まだ全然読めていませんが、冒頭にすでに「THE GODDES KAILI is terrible」という言葉がありますから、基本的なところは最初から決まっていたようです。このシナリオが一番重かったです。以上の付録に、日本語解説のブックレットが入っていました。
 以上がデラックス・エディションの内訳です。パッケージは頑丈ですし、きちんとした装丁です。普通のDVDのようなプラケースとは格段に豪華な感じです。で、価格差が約15,000円。さて、これはどんなものでしょうか?僕はこのDVDが発売されて、2つのバージョンが出ると知ったとき、すぐに「デラックス・エディションを買う!」と決心しました。それはもちろん、通常版にはない付録が目当てだったんですが、僕は勝手に「デラックス・エディション」には通常版にはない「映像」が入っているんだと思いこんでいたんです。それが実際にはそういうものはまったくなし。正直、ちょっと迷いました。結局高い方買ったけど。実のところ、微妙だなあ、というのが今の気持ちです。もちろん写真も魅力的だし、復刻シナリオはよく見ていけば発見も多かろうと思います。でも、でも、この価格の差は、うーん。というところですね。もちろん後悔などはしていませんが。
 ところで、今回の映画本編はデジタル修復が行われていて、非常に鮮明になっています。これは予想以上でした!本当に美しい。僕は常々1965年のビートルズはとても美しかったと思っていましたが、そのころの彼らが信じられないようなクリアな映像で観られます。これはいいですよ。通常版でも体験できるし(笑)。ストーリーはそんなに奥深いものではないですが、面白くてちょっとシュールな感じは、「モンティ・パイソン」の元祖とも言えると思います。この本編を観るために約2万円払ったと思えば、全然高くないです(笑)。ともかく、こうしてまたひとつビートルズの作品が「21世紀仕様」で甦ったことを喜びたいと思います。さて、関係者のみなさま、次は「Let It Be」よろしくお願いしますよ。ぜひ。

ザ・ビートルズ ヘルプ!(デラックス・エディション) [DVD]

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