小ネタ 月着陸から40年で雑感

 今日7月20日は、あのアポロの月着陸から40周年の記念日です。その時僕は幼稚園の年長クラスで、わりとはっきりこのニュースを憶えています。でも白状しますが、当時ウルトラマンなどを観ていて、しかもまだ現実と虚構の区別がついていなかったので、「毎週いろんな星に行ったり宇宙人が来るのに、月に行ったのがそんなにすごいのか」と変な感想も持っていました(笑)。だから本当の意味で感動したのは、もっとずっと後になってからです。大阪万博アメリカ館に展示された月の石も観ました。これまたはっきり(延々と外で列に並んでいたことまで)憶えています。
 月はアポロ計画後も断続的に探査が進み、最近では日本も「かぐや」が詳細な調査を行うとともにHV撮影なども行っています。その鮮明な映像は、ある意味で月面写真を見慣れた僕たちにとってもとても美しく神秘的です。
 昨日の新聞に「アポロ着陸時の痕跡が撮影された」という記事と、その写真が掲載されていました。ずっと「アポロの月着陸はなかった」という与太話が止まなかったんですが、ついに「動かぬ証拠」が出ましたね。ちょっと嬉しかったです。
 実際に月の周回軌道まで行ったのは全部で28人、そのうち月面に降りたのはたった12人。あの風景を実際に見ることができたのは、現在までのところそれだけです。この28人は同時に、地球の衛星軌道を抜けて「本当の宇宙」に行った人間の数でもあります。ある天体の生命が、自分たちの意志と技術で他の天体に立つということは、実はとんでもない偉業だと僕は思っています。
 僕が小さい頃は、自分が大人になったら宇宙旅行は簡単にできるようになっていると思っていました。それから40年、現実はご存じのとおりです(ちょっと可能性はでてきましたが)。僕は無理にしても、ドレミが大きくなる頃はどうかなあ?行けるようになっていてほしいなあ。これから40年たったら、人間は宇宙とどのような形で関わっているんでしょう。こうして日記を書きながらそんなことを考えていると、今でもワクワクしてきます。