30年目の12月8日

 ジョンのあの悲しい日から、もう30年もたったんですね。不思議です。ファンだから当たり前ですが、あの日のことは鮮明に憶えています。
 毎年そうですが、今日明日はジョンとビートルズ関連の音楽ばかり聴いています。今日は仕事の行き帰りに「Walls And Bridges」と「Imagine」を聴きました。「Bless You」「Old Dirt Road」「Crippled Inside」「Jealous Guy」が胸に迫ってきました。
 今部屋でこれを書きながら、再び「Walls And Bridges」を聴いています。「失われた週末」は、ジョン自身の発言もあって「自堕落で後ろ向きの時期だった」ということになっていますが、残された作品はどれも光を放っています。いや、「失われた週末」期だったからこそ生まれたような、なにか「Imagine」や「Plastic Ono Band(ジョンの魂)」とも違う、ジョンのもうひとつの顔とでもいうものを感じます。ジョンのことを考えてすでに30年以上になりますが、いまだに「これだ、これこそがジョンの本質だ」というようなところに辿り着けません。どうもこの「旅」は一生続くようです。
 今日は検証も批評もなし。ジョンの歌声と一緒に「誰も歩いていない泥道」を歩いていきましょうか。

心の壁、愛の橋

心の壁、愛の橋