グアムで出会ったFab4

 先週、グアム旅行に行って参りました。まあ、家族連れでのんびり過ごすというありがちな夏休みでした。グアムは3回目で、宿泊先まで昨年と同じだったので、特に新鮮な体験をしたわけではなく、実に庶民的なないようでしたが。最初にいったときはまだ紙オムツが必需品だった娘のドレミもすっかり生意気な幼児になり(笑)、飛行機でぐずることもなく元気に遊べました。僕は現地の本屋さんで「ロックの殿堂スピーチ集」という内容のLPサイズの本と、半裸のオネーチャンがギターを抱えてポーズをとったグラビアも眩しい(笑)「2011Guitars Buyer’s Guide」という雑誌を購入しました。グアム行ったのにやることは日本と同じ(笑)。
 ところで今日のお題は、その旅行中にあったちょっとしたシンクロニシティについて。
 現地に着いた翌日。あいにくの雨模様でホテルの部屋にいた午前中、子供向きチャンネルでCGアニメをやっていました。ハチが主人公のもので、タイトルとかは不明ながらそこそこ面白い内容で娘と一緒に見ていましたが、そのラストで突然ビートルズの「Here Comes The Sun」が流れ出してビックリ。ビートルズのバージョンではなかったですがほぼ忠実なアレンジのもの。帰国して調べたら、ドリームワークス制作の「Bee Movie」という作品で、ラストに流れた「Here Comes The Sun」はシェリル・クロウだったそう。こんなところでビートルズが聴けてちょっと嬉しかったです。
 で、その後ちょっと外出したときに、ホテルの近くにあるハードロックカフェのウインドウを覗いたら、なんとリンゴ・スターのディスプレイが!あの見慣れた笑顔、そしてピースサインでこちらを向いています。店に入ってよく確認してみたら、恵まれない子供たちのためのチャリティTシャツの宣伝らしく、ディスプレイのリンゴも陳列してあるシャツを着ています。フロントには「Peace Love」の文字が踊り、バックにはリンゴのサインが印刷されています。これもちょっと嬉しい「遭遇」でした(もちろん購入しました)。
 そして、その夜。
 ドレミが寝た後、ぼんやり見ていたテレビで、あの「Saturday Night Live」がオンエアされていました。ぼんやり見るともなく見ていたら、司会者(?)がなんとなく、ポール・マッカートニーらしき話題で話しだしたので「?」と思って画面に注意を向けた瞬間、本当にポールご本人が登場しました。これは本当にビックリ。「SNL」でもさすがにポールは別格扱いでした。ポールは少しMCに絡んだほか、バンドとともに演奏もしてくれました。演奏「Jet」「Band On The Run」そして「A Day In The Life」と「Give Peace A Chance」のメドレー。演奏はさすがにちょっと年齢を感じるものでしたが(特に「Band On The Run」)ラストに演奏されたジョン・メドレーは感動的でした。僕はたいがい旅行先ではさっさと寝てしまうんですが、さすがにこの夜は番組終了(日付変わってました)まで視聴しちゃいました。なにしろポールだもんね(笑)。これまた帰国して確認したところ、昨年の12月にオンエアされたものだそうです(どうりで他のスケッチがみんなクリスマスネタだったはずだ。観ていたときは「???」だったんだけどね)。
 旅行先のグアムで、しかもまったく同じ日にジョージ、リンゴそしてポールにまで「会う」ことができて、僕は一人で大喜びでした(当然家族の共感は得られませんでしたが)。ビートルズ的にテンパイ(笑)。これでジョンの曲でも流れてきたら大三元だったのに残念(?)。ちなみにジョンについては帰国する日、最後の昼食をハードロックカフェでとった際、壁面に飾られたサイン入りポスター(「Imagine」付録の豚写真の拡大版)を観られたので、一応オーライですね。
 というわけで、どうということもない偶然ですが、僕には嬉しかったです。こうして今もビートルズは世界に遍く存在し、僕たちを見守ってくれているわけですね。それにしても、リンゴのディスプレイは素敵でした。