頼みますよ、トッドさん!

こんなレコード、また作ってくださいよ

トッド・ラングレンのファンというのは、もう何年間も「待っている」状態のような気がします。「No World Order」あたりからおかしく(?)なりだしたトッドは、あの「ネット通じて楽曲発表」とか言い出してからは、もう本格的に「遠くに行ってしまった」感がありますね。もちろんその後の来日もなるべく見に行ってるし(サインまでもらっちゃたし)、彼の言っていることもまあ、わかるんですけどね。どうも、しっくりこないのです。ぼくだけかなあ?
この人は年齢を重ねて評価が安定しても、決してそこに安住せずに新たな試みを続けていて、それはそれで素晴らしいと思うのですが、そのためなのかレコードが必要以上に実験的で、もう一つの持ち味である「フィリーソウルやビートルズ直伝のポップタレント」がスポイルされてしまうように感じます。ここ10年ばかりはその傾向が強くって、正直「たまにはバシッとすごいポップアルバムを作って、世間をあっと言わせてくださいよ」とか思ってしまいます。先日出た新譜はまだ聴いてません。なんかこわいなあ。どうなんだろう。
「I guess I believe that I'll see you one day
For without it there is no dream」