クラシックが止まらない

shiropp2005-06-19

 金曜日に買った「クラシック批評こてんぱん」が、想像以上に面白いです(まだ読み終わってないんだけど)。この本のカバー折り返しには「副作用として、音楽よりも評論の方が面白くなってしまうことがありますので」なんて書いてありましたが、長くロックファンをやっていて、ロック雑誌の読者歴の長い(そして、ロッキング・オンレコード・コレクターズを併読する性格の悪い)僕には楽しみどころのツボがよくわかって、その意味では「オレ的良書」です。これが一時の楽しみか、これからしばらく付きあうことになるかは読了前なので断言しませんが。

 というわけで、というか、週末はずっとクラシックを流していました。しがないリーマン家族、家事をあれこれしながらのリスニングで、お世辞にも「聴いていた」なんて能動的なものではありませんでしたが、久しぶりにまとまった時間クラシックを流していました。バッハとモーツアルトショパン中心というのも、なかなか中産階級的でいいでしょ。途中でちょっと伊福部昭先生の「SF交響ファンタジー」もかけました。妻は「これ、ゴジラでしょ、好きねえ」と、褒めてるんだかけなしてるんだかわからないコメント(褒めちゃいないか)。
 バッハはリヒターの「音楽の捧げ物」。これは本当に歯が立たない。もう相当長い間聴いているんですが、演奏のすごさは理解できても、その先に進むことがなかなかできません。それでも聴くのを止めることができないのです。何かが僕をつかんで離さない。それはバッハなのか、リヒターなのか。
 今流れているのは、喜多郎の「シルクロード」。妻のリラックス用。・・って、またこれかい!
 さあ、また月曜日だ。
 

宙-伊福部昭 SF交響ファンタジー