今日はいい音楽が聴けた

shiropp2005-06-27

 行きはまずスティーヴ・ヒレッジの「Motivation Radio」。独特の浮遊感で、蒸し暑い1日のスタートを涼しく・・なったかな(^^)。
 帰りは突然ブルースが聴きたくなって、ポール・バターフィールド「East-West」。それからダニー・ハザウェイの「Donney Hathaway live」へ。いうまでもないですが、どちらも名盤です。先週の金曜日あたりは、何を聴いてもしっくりこないという感じだったのですが、今日は(特に帰り)まさに「これを聴いていたい」と心から思える感じで 聴き入っていました。
 ポール・バターフィールドはいわゆるホワイト・ブルース、ダニー・ハザウェイもニューソウルのアーチストで、ブルース原理主義(?)的には少しはずれたものですが、どちらも、「自分たちの音楽を信じ、心をこめて奏でている」という、本当の意味での「いい音楽」ですね。形式や人種ではなく、音楽の本質だけが物語る世界。白人のポールにもブルースの苦みや滋味はあり、ダニーの歌うキャロル・キングや「ジェラス・ガイ」にもそれはある。なんてすばらしいことでしょう。どちらのレコードも、ずっと聴き続けていたものですが、今日はとても新鮮な気持ちで入ってきます。音楽を因数分解し「これこれの影響、これこれの要素、これこれの時代背景」なんていう聴き方では決して理解できない美しさ。今日はいい音楽が聴けました(まあ、自分のiPodに入ってたんで、聴けましたもなにもないんだけどねww)。