パンケーキの写真、30年ぶりに見たよ!!

 今日は久しぶりに「来客も用事もない休日」でした。おかげでのんびり過ごせました。
 というわけで、今日は基本的に読書の1日でした。といっても高尚なものではないですが・・・。
 「トンデモUFO入門」(洋泉社)は「と学会」の山本弘皆神龍太郎志水一夫の3人が、「われらUFO馬鹿」を合言葉にさまざまなUFO事件や目撃談などについて鼎談しているというもの。「トンデモ本の世界」などで巷にあふれる荒唐無稽なUFO本に突っ込みを入れまくっている3人ですが、この本では、「UFOにまつわるありとあらゆる怪しさ」を笑いとともに語っています。それにしてもこの3人、この分野に対しての造詣の深いこと深いこと。ロズウエル事件の信憑性(の低さ)、アダムスキーやマイヤー、ラエリアン・ムーブメントのうさんくささを論じつつ、「未知との遭遇」以来目撃された宇宙人がみんな「グレイ」タイプになってしまったことを「最近の宇宙人は色気がない!どうせなら3mの宇宙人が100人来襲してほしい」と嘆き、UFOや宇宙人の行動(犬をいじめていたとか、マッチの火を借りに来た宇宙人、)は「わかわからない」ものだ、なぜこんな変なことばかりするんだろう、と笑いながら悩む様子は、僕にはものすごくおもしろかったです。
 白状すると、僕も子どもの頃は「木曜スペシャル」(矢追純一さんのやつね)を欠かさず見て、UFOと宇宙人を(ついでに霊とか超能力とかまとめて)信じていましたね。ちょと怪しいですがUFO見たこともあります。その手の本も結構読んでました。だからこの本で話題になっている事件や人物はけっこう知っていて、ちょっと甘酸っぱい(笑)気持ちになっちゃいましたよ。鼎談していると学会の3人、特に皆神氏は、この手のものの批判的論客としては超一流なんですが、ここではそういう突っ込みもしつつ、笑いに転換しているというところがこの本の胆なんでしょう。それにしてもこの3人の「UFOを愛する思いの強さ」は尋常じゃありません。「宇宙人を目撃した人はなぜかみんな絵が下手」だとか、「矢追純一スペシャルをDVD化してくれ」とか、腹を抱えて笑いました。
 「我々はUFOを愛している。だからこそいいかげんな書物や不勉強な研究者が許せないんだ」とは常々山本弘氏ほかと学会のメンバーが語るところですが、それがとてもわかりやすい形ででている本でした。はあ。こうして僕の土曜日は終わりました。ああ、有意義だったナー。トンデモUFO入門