すみません。今日は感謝もイギリスもお休みです

 一昨日昨日となんだか感謝やら尊敬やらしていたら、なんだか正反対の音楽が聴きたくなってしまいました。いや、別に嫌になったんじゃなくて、あまりの自分の「まじめな気持ち」に自分で可笑しくなってしまったんでしょう。仕事もわりと真面目な雰囲気で進んだ1日だったし。というわけで、今日の行きこそイギリスのロックの粋を探ろうとジェネシスの「Foxtrot」でしたが、帰りは「面白いもの」を聴きました。
 まず最初がテスクル&ザ・ストイックスの「Maximum Ratai'n Roll」。これを説明するのは難しい。僕も詳細は知らないのです。行きつけのレコ屋で流れていたのを聴いて即買いしたもので、どうもインディーズ(中身を考えたら、メジャーなんて考えられない)らしいです。内容はというと、宅録らしき雰囲気でスタイルは初期のザ・フーのような感じ(一部ビートルズっぽいところもある)。で、このCDの肝はその歌詞にあるんです。「ホワイト肉体」「からだの良すぎるおんな」「ラン・パブ・ラン」「風俗童貞ロッカーズ」なんてタイトルから想像できるとおりの、なんというか、アッチ系の歌詞を、モッズスタイルで(演奏と歌ははあくまでまじめ)演奏するというバカバカしさ(ほめてます)。たとえて言えば、「リリーのおもかげ」(の表層)だけに思いっきり勘違いの影響を受けて、たった一人で完成させたいう感じ。ほんとバカバカしい(ほめてます)。限定ナンバーが入ってるんですが「265 of 100」なんて不思議なことが書いてあるし。どなたか正体ご存じのかたはいらっしゃいませんか?
 続いて聴いたのはグッチ裕三の「ハッチポッチステーション 〜ベスト・オヴ 江戸川サリバンショー〜」。これはもうそれなりに有名なものですが、いいです!子ども番組らしい楽しさいっぱいであると同時に、僕のような人間にはたまらないロックのエッセンス。誰もがいうことですが、単なる「もじり」「大人が聴いておもしろい」だけではなく、ちゃんと「子どもたちに楽しい」ものに仕上げたその手腕はさすがです。モンキーズの「恋の終列車」に「でんでんむしむし♪」と乗せたり、「クロコダイル・ロック」に「おおブレネリ」が溶け込んでいたり。極めつけは「おはなしゆびさん - デトロイト・ロック・シティ」「一週間 - スモーク・オン・ザ・ウォーター」そして「犬のおまわりさん - ボヘミアン・ラプソディ」!こちらは大いに楽しませてもらいましたが、同時に「プロの仕事」も堪能させてもらいました。なんかこういう日もいいなあ。楽しかった。ハッチポッチステーション ?ベスト・オヴ 江戸川サリバンショー?