きっと気圧のせいさ、、、

 何日か前からポール・マッカートニーのニュー・シングル「Fine Line」を繰り返し聴いています(ほんとiPod って便利)。4年ぶりのアルバムからのシングルカットです。レコ屋で外盤を見かけてすかさず購入、「しまった、まさかナントカいうコピーコントロールCDか?」と心配しましたが大丈夫でした。ふう。表示のないコピーコントロールなんて、CD買うときの心配事が増えたよ。で、このシングルですが、うーーーん、態度保留です。いい感じです。おっと思う瞬間もありますが、全体としては、最近のポールです。つまり、どうもじれったいんです。もう一つ突き抜けきれない感じ。突き抜けたときのポールの凄まじさをよく知るファンとしては、どうしてもこれ以上のものを期待してしまいます。少し前のロシアでのライブが素晴らしかったので、ファンとしてはやはりあれに相応しいスタジオものを聴きたいんです。とうわけで態度保留。もうすぐ出るアルバムで態度を決めるとしましょう。
 さて、台風が近づいています。僕の住む地域はこれからが本番で、今日は比較的平穏でしたが、こんな気候のせいか、どうも仕事の方がもう一つでした。僕個人もちょっとしたトラブルがあり、それに対処しつつ別件のスケジュールもこなすという感じ。で、1日が終わる頃は同僚の若い連中がなにやらボソボソ話し。それを聞いてやってボスと打ち合わせ。案の定ボスはご機嫌斜め。とにかくガス抜きして若い子たちに事情を話し、子どものお風呂を理由に退散。こんな日は、肉体的にハードな日よりもぐったりしてしまいます。
 帰りはロッキング・オン10月号付録の「Rockin'on CD vol.2」。最近の音には、不感症ではないまでももうひとつのめりこまない自分がいます。職場の重い空気を抱えたまま電車に。
 曲名も確かめずにただ流していたiPodがある曲にさしかかったとき、変化が起きました。最初は特に気にもとめなかったその曲が進むにつれ、不思議な感覚が。ささくれた気分が少しずつ落ち着いていくような感覚。同時に頭から汗が流れてきました。いやな気分や精神の不純物が汗になって出ているように、暑くもないのにダラダラ流れていきます。結局駅に着くまで何回もその曲をリピートしてしまいました。シガー・ロスの「Glosoli」。このバンドは今までまともに聴いたことがなかったのですが、今日は救われました。おかげで家のドアを開ける頃は少し気持ちも前向きになっていました。今度アルバムちゃんと聴いてみよう、シガー・ロス

 追記:娘のHN決定。Lazyさんの命名で「ドレミちゃん」にしましょう。よろしく。