「癒し」なんてなくても、感動があればオッケー

shiropp2005-09-24

 3連休の2日目。南関東はほぼ1日雨が降っていました。
 さっきやっていたテレビ「世界一受けたい授業」特番で、青島広志氏がモーツアルトを紹介していました。まあ、ああいう番組ですから「モーツアルトで癒し」というよくあるパターンかなあと思っていたら、制作者の意図はどうあれ、青島氏の解説はまあまあちゃんとしていました。「フィガロの結婚(の序曲)」や「ディベルティメント」は静寂ではなく会話や雑踏を前提としているという解説を実践してみるあたりは面白かったです。
 さて、うちの夫婦は一応2人とも音楽が趣味なのに、これが見事なくらい好みが違い、なかなか歩み寄りが難しいのですが、数少ない共通の好みにモーツアルトがいます。で、ちょうどドレミちゃんもいることだから、ちょっと今夜はモーツアルトを流してみようか、ということになりました。ほんと単純ですみません。いや、もちろん「赤ん坊にモーツアルト聴かせて天才音楽家に!」なーんては考えていません。まあ、夫婦ともに好きだし、これでドレミも寝付いてくれるのならラッキー!くらいに考えてです。ちょうどよく(?)、今夜のドレミちゃんはなんだかご機嫌斜め、お風呂も入り、おっぱいも飲んだはずなのにずっとぐずっています。というわけでiPodリッピング済みのモーツアルト詰め込んで、部屋に流してみたんです。で、結果がこの写真。モーツアルト聴こえねー!ドレミちゃん、お前が今歌ってるのは「Child In Time」か?というくらいのボリュームで顔を真っ赤にして泣き続け、せっかくのピアノ協奏曲(ちなみにアシュケナージが指揮とピアノの21番でした)はまったく聴こえず、結局いつもとかわらぬ夜になってしまいました。
 今は、さすがのドレミも静かに寝息を立てています。今流れているのは「ディベルティメント」(ヨー・ヨー・マがチェロ弾いてます)。癒しだ脳に効用があるなんていう能書きはどうでもいいです。肝心なのは、音楽があり、それを愛せるかどうかだけですね。外は台風の影響か少しずつ風も出てきました。みなさま、安らかに過ごせますように。おやすみなさい。