ビートルズの最高傑作!?

 昨日テレビでiPodのCMをやっていましたが、ビックリ、エミネムが出ているんですね。ちょっと前にエミネムとアップル、なんだったか理由は忘れましたが(曲の使用を巡ってだったっけ)争ってたのに。本当、大人の世界って面白いです。
 てなわけで、気温も下がって気持ちよくなってきたので、今日の行きはバスに乗らないで駅まで歩きましたが、その間はエミネム聴いてました。そんなのも聴くんです。歩きながら聴いていると、結構のめりこみます。エミネムのラップは、アフロ・アメリカンのものよりも抽象的な歌詞で、そのぶんロックファンにもなじみやすいものになっています。日本でもメガセールスというのはそのへんに理由があるのかも知れませんね。
 今日も仕事はちょっとしたトラブルが発生。若い子たちの不満を聞いてあげたり対処法をアドバイスしていて、慌ただしく1週間の最後の日は終わりました。帰りは久しぶりにずっとビートルズ。今日は「Revolver」を中心に。
 ここ10年ほど、僕のモスト・フェイバリットはこのアルバムです。昔から好きでしたし、評価もずっと高いアルバムですが、最近は聴けば聴くほどその魅力に驚きます。捨て曲はまったくないし、演奏もアレンジも緊張感のある一流の仕事、皮肉もユーモアも感動も発見もある。非の打ち所のないレコードです。そういえば「Sgt.Pepper」は、けっこう「好きじゃない」とカミングアウトするビートルズファンがいますが(僕は好きです)、「Revolver」に関してはそういう声は聞いたことがありません。このレコードは、ビートルズファンのツボにはまるのかも。
 どの曲も大好きですが、特に「For No One」というポールの作品が、もしかしたらビートルズの全作品で1番?と思うくらい好きです。努力や流行ではなく、才能が書いた曲だなあと、聴くたびにため息が出る名曲です。ジョンの一連の「ねじれた」作品群も素晴らしいし、3曲提供したジョージは、その3曲ともが代表曲といってもいいでしょうね(「Love You To」は、少し前の「タモリ倶楽部」で、イントロの完全コピーという演奏がオンエアされていました。「I Want To Tell You」は、あのジョージ来日でオープニングだった曲です)。リンゴはもちろん「黄色い潜水艦」だし(^^)。
 音について思うのは、このアルバムが(ホワイトアルバム以外では)、最も「ギターの音が強烈」ということです。ギターの入った曲はどれもとてもギンギンと鳴っていて、これぞロック!という感じです。「She Said She Said」あたりのギターのトレブリーな迫力は、他のアルバムにはない魅力です。
 ジャケットのセンスの良さも含めて、このアルバムが、もしかすると「ビートルズの最高傑作」なのかも知れません。
 今日のラスト、今流れているのはホワイトアルバムの「Mother Natuire's Son」。今日は日が暮れてからずっとビートルズを聴いていた感じです。疲れたけれど、今はほっとしています。ドレミちゃんも寝付いたし(笑)。それではみなさま、よい週末を。

 追記
 妻とドレミちゃんは寝室で寝ています。僕の後ろで、イヌがいびきかいてます(苦笑)。
Revolver