今月はジョージの月だなあ

 明日から2日間、ある企業の公開セミナーの参加するので、今日はその準備、、、っていうか、いない間の仕事の段取りに忙殺された1日でした。職場を空けるって、結局こうなるんですよね。最近はこの手の出張は若い子に押しつけていたんで、たまには行きますよー、なんて気楽にしゃべっちゃったのが運の尽き。まあ、たまにはいいか。東京の某流行りスポットの会場。帰りは男1人で観覧車にでも乗ってくるかー(笑)。
 11月はジョージの月ですね。そのことは改めてきちんと書きましょう。今日のプレイリストは久しぶりに「バングラディシュのコンサート」。最近再発されたものはまだ購入していません。昔CD化されたやつをiPodに入れて聴きました。しばらくぶりに聴いて再認識したのが、ジョージの声の張りでした。ライブ・イン・ジャパンでももう枯れた味わいのボーカルだった彼ですが、さすがにビートルズ解散直後の、ジョージ絶頂期だけあって素晴らしい声を出しています(もちろんちょっとか細い、あの感じは基本ですが)。演奏もダイナミックで、自然とリズムをとってしまうような、どこかファンキーな香りもします。
バッドフィンガー、ジェシデイビスなどの参加も、今となってはいろいろな思いがあふれてきますね。そしてレオン・ラッセル。僕は「バングラディシュ」の映画で初めてレオンを知りました。ちゃんと聴くようになんたのは少し先ですが、映画を観た時の印象は一言「かっこいいなあ」でした。
僕はこのアルバムに入っている「Something」を聴くと、このときのジョージがいかに自身を持っていたかを感じます。正直にいうと、ビートルズのオリジナルの方が好きですが、このライブテイクは、生演奏のラフな部分を補って余りあるほどソウルフルだと感じます。ギターにも、そしてボーカルにも、自分だけでやっていけるんだと自信をもったジョージの強さを感じます。実際に映画をよく見ると、けっこう後ろ向いちゃったり、ホスト役が板についてなかったり、微笑ましい部分もありますが(笑)、音楽が鳴りはじめると、きっちり主役をこなしています。いいなあ。
 ジョージのレコードを今聴くと、いつでもこういう「改めて気がつく」良さがあります。この人がもうこの世にいないのは悲しいけれど、残された音楽を通じてこうして思いを馳せることができるのは、幸福なことのなのかも知れません。