すみません、仕事の愚痴です(そしてヴァン・モリソン)

 疲れた。
 新しい仕事が先々週から僕のチームに「落ちて」きました。つまり、別のチームの仕事だったものが、「諸般の事情により」(笑)、こちらのものになったと。これが、こんな期末に落ちてくるだけあってワケアリで、短期では大急ぎで完成させなきゃならないものがあり、長期ではその仕事の全体フレームから作り直さなきゃならないという代物(つまり、フレームの確定が終わってから短期の仕事をするわけにいかず、でもそうすると短期のやり方によってフレームの内容が限定されることに、、、)。
 でもしょうがない、リーマンだもの(みつを風)、と思って取り掛かったところ問題大発生。どうするよこれー、と相談しているうちにチーム内の温度差がだんだん露になってきて、、、、さあ、リーマンのみなさま、憶えがあるでしょう(笑)。そんな感じです。なんでか、僕はその仲介というかみんなの話を聞いてあげて調整するという役回りをやらされていて(もう1人いる、いつもはそれをやる人間が、今回は役を降りてしまった)、自分の仕事をやりながらカウンセラーみたいなことやってます。みんな大人なんだからもうちょっと自分を抑えろよ、と言いたいのをぐっとこらえて、「傾聴」をしちょります。実のところ僕は今、自分の仕事は比較的順調で、こういう時は新年度の計画を練りながら、早めに帰って育児に勤しみたいんですが、はあ、うまくいかないもんですねえ。
 crayolaさんのブログに影響されて、今はヴァン・モリソンを聴いています。「Tupelo Honey」。ヴァンのアルバムは、10枚くらいしか持っていません。そんな程度しか聴いていない僕ですが断言できます。この人に駄作はありません。好き嫌いはありますが、どのレコードでも、このシンガーはいつも見事に「歌って」います。もうそれだけで十分、という感じの歌です。
 アイルランド的過ぎたり、アメリカを彷徨ったり、宗教的コンテキストが強かったり、いろいろあって、しかも日本では活動そのものがきちんと伝わりにくいことで、なんとなく「敷居の高い」感じがしますが、そんあことはありません。聴けばわかります。音楽はいつもこちらに向かって扉が開かれています(一部例外もありますが(笑))。その奥深い世界、なによりあの深い深い歌声。
 僕は言葉型の人間だったので、ヴァンのような「声が全てを語る」タイプのミュージシャンについては開眼するのが遅かったんですが、一度踏み込んでしまってからはなんの心配もありませんでした。仕事はあれやこれやあって、あまり達成感のないまま今週も終わりましたが、ヴァンの歌に慰められつつ、みなさま良い週末を。おやすみなさい。

 追記:ドレミちゃん、今日初めて「寝返り」をうちました。生後7ヶ月になったところだったんで、ちょっと遅いかな。まあいいや。よくやったドレミ、この調子でいろいろがんばれ!

テュペロ・ハニー

テュペロ・ハニー