そろそろストーンズ気分

　今日の昼、ディスク・ユニオンに行ってみてビックリ！「ストーンズ紙ジャケ、まとめ買いセット完売しました。19日閉店までにご予約の方は特典付きます」だって！
　今回発売されたストーンズ初期のアルバムを3期に分けて、それぞれ8枚とかまとめて買うと、箱と復刻帯がつくというものらしいです。確か発売開始は数日前。それが完売！？ほんと！？ストーンズのアイテムなんて常に市場にあるし、今回の再発モノは、音としては2002年に出たリマスターと同じもののはず（しかも今回はSACDハイブリッドでもないらしい）。箱をもらうためにまとめ買いすると、確か1セット2万円超えるはず。うーん。恐るべしストーンズ。実は僕も「何か買おうかな？」と思って行ったのですが、その張り紙を見て、なんか「、、、いいや」って気になってしまい、手ぶらで帰ってきました（ほんとは「Let It Bleed」欲しかったんだけどな）。
　初来日の時の、あのバブリーな大騒ぎを別にすると、それほど大きなキャンペーンはなかったような気がする日本のレコード業界でしたが（僕が知らなかっただけ？）、今回はチケットの初動も大きかったし、いつもと違う感じです。毎回毎回「今度が最後か」と騒がれて、そのたびに嬉しい裏切りにあっていますが、年々それがリアルに感じられるようになって、そのせいでしょうか？そういえば、ドレミちゃんのお婿さん候補のロニー（笑）も紙ジャケになるそうです。
　いよいよ来週ですね、ストーンズ公演。このところ仕事やら子育てやらで毎日慌ただしく過ごしてきましたが、さすがに気分が盛り上がってきました。職場では毎週木曜日にチームのミーティングがあるんですが、そこでも「来週の水・金はストーンズあるから夕方以降は仕事や変な相談事は持ってくるな」と話しておきました。これで万事オッケーです。
　今はこれを書きながらDVDの「Let's Spend The Night Together」を観ています。今はたくさんのサポートメンバーを連れてきて、がっちりまとまったプレイをする彼らですが（そういう彼らしか観たことないんです）、このDVDの、1981年のツアーでは、もっと、いい意味でゆるくて、聴くたび、観るたびにいいなあ、と思います。この時のライヴ盤「Still Life」は、僕にとっての「最高のストーンズライヴ盤」です。1枚もの40分で体験できるコンサートのハイライトとしても申し分ないです。「本当は2時間20曲だけど、40分にまとめました」というより、もうこれでちゃんと完成された作品、コンサートのパッケージとして十分！というものだと思っています。この時のコンサートはデューク・エリントンで始まり、ジミで終わるというスタイルでしたが、これも彼らの「自分たちの愛するアメリカ文化に対する敬愛」が感じられて、いろいろな意味で感動します。
　今週ももうすぐ終わります。明日は、4月からドレミちゃんが通う保育園のバザーに出かけます。気候は不順ですが、春はもうすぐ。ストーンズももうすぐ。というわけで、みなさまよい週末を。

Still Life (Reis)