クレジットカード使っちゃいました

 民主党の代表選びに出馬表明した菅直人小沢一郎がそれぞれ記者会見。
 といっても、もちろん僕は今ここで政治を論じる気はありません。じゃあなんでこんな出だしかといいますと、菅直人の記者会見、テレビでちらっと見ただけなんですが、「あっ」と思っちゃったんです。
「あれ、『真珠の間』だ」と。
 あの会場は間違いなく、キャピトル東急ホテルの「真珠の間」です。印象的な壁面は見間違いようがありません。
 で、ここまで書いてピンと来た方には説明不要ですが、「?」という方も多いかと思います。この『真珠の間』はですね、あのビートルズが来日した時に記者会見を行った、まさにその会場なんです。上に書いた「印象的な壁面」をバックに4人並んで写っている写真は有名なので、検索すればたやすく見られるでしょう。そう、ここは「ビートルズ名所」のひとつなんです。実は僕は、友人の結婚式に出席するためにキャピトル東急に行ったときにこっそり『真珠の間』を覗いてきたことがあります。「おお、ここがそこか!?」という感慨に浸り、、、とまあ、ビートルズファンには分かってもらえるんじゃないでしょうか(笑)。
 ビートルズアメリカ編集盤のボックス第2弾「THE CAPITOL ALBUMS VOL. 2」が出ましたね。僕も早速買いました(経済的にはきついんですが、U2も公演延期で払い戻しになるらしいし、それにビートルズは別腹(笑)です)。どうせ国内盤はコピーコントロールだろうと高をくくって(調べもせず)米盤にしました。第1弾と同じような体裁、同じような雑な紙ジャケ(米盤の廉価盤のレプリカと思えば腹も立たないか、、、?)ですが、内容は相変わらずいい感じです。今回もステレオとモノラルの両方が収録されています。現行のオフィシャルCDでは「For Sale」以前の曲は(例外を除いて)モノラ ルのみ流通していますからステレオでの収録は大歓迎。逆に「Help!」以後はモノラルが初収録(こちらも例外あり)。それに加えて、いくつかの曲はバージョン違いもあり、ほんとに楽しめます。まだそれほど聴きこんではいないですが。
 ファンの皆さんはご存知のとおり、1966年までのアメリカ盤は、イギリスで実際にビートルズが製作していた曲目・曲数・パッケージをまったく無視したものが発売されていました。オリジナルを尊重する立場からは「アメリカ・キャピトルの商魂」「ビートルズの意志を無視した」という具合に一段下に見られていたものですが、80年代に「イギリスのオリジナル以外は売っちゃダメ」となって市場から消えた後は、逆に懐かしむ声が高まっていました。実際のところ、そういった「各国盤」でFAB4を知ったファンは多いわけで、愛着を持っている人は多いんですね。
 僕自身は 最初から「イギリスのオリジナルフォーマットで聴かなきゃ」とかいう、嫌なタイプのガキだったんで(笑)、深い思いはないんですが、それでも成人して少しお金が持てるようになってきてからは、ちょこちょこと買ったりしていました。 たと え全曲知っていても、かつて親しんだジャケットで、かつて親しんだ曲順で手に入るというのは格別なんですね。「もう全部持ってるんでしょ?」なんて無粋なことは言ってはいけません。いいですね。わかりましたね。誰に言ってんだろ(笑)?
 前にも書きましたが、今年はビートルズ来日40年です。キャピトルの米盤がCD化されたのも「アメリカデビュー40年」が理由でしょう。さあ、お願いしますよ業界のみなさん、すばらしいタイアップ企画の数々。そしてもちろん、ぜひ日本編集盤のCD化。待ってます。コピーコントロールでさえなければ、即買っちゃいますよ!よろしく!

The Capitol Albums Vol.2 (Long)

The Capitol Albums Vol.2 (Long)