元気をくれた名盤2枚

 ふう。
 年度末は比較的落ち着いていた仕事ですが、年度が明けたとたんにあれこれ動き出して慌ただしくなってきました。とはいっても本格的な始動はまだなんですが。昨年度は配置替え1年目だったので人間関係も含めて不慣れな出発だったのですが、今年度はいろいろ見渡せる分だけ新しいこともできそうで、それなりに前向きになっています。まあ、懸案は多いし、自分から志願した難問もあるので、試みの年になるのかな?
 というわけで、疲れてもいるし高揚もしているという感じの数日です。実は昨日の帰り、ものすごく聴きたくなったのにiPodに入っていなかったアルバムがありました。聴けないとなると禁断症状みたいになってしまって(みなさんそんな憶えありませんか?)大変でした。なので今日はちゃんとそれを入れて、ついでにもう一つのブツも入れてさあ出勤!もちろん聴きました。
 なにかというと、アレサ・フランクリンの「Live At Filmore West」。もう一つというのがキング・カーティスのやっぱり「Live At Filmore West」。ご存知の方も多いですよね、この2枚は、同じコンサートの模様を録音し、それぞれの主役名義で発表したライヴ・アルバムです。
 僕は昔、アレサの方を初めて聴き、最初からものすごい熱気とものすごい演奏でトバしているのに驚いて「さすがアッチの本物はすごい。スタートから一瞬でここまで昇れるか」と思っていたのですが、その後キング・カーティスの方を聴き、収録エピソードを知ってからは目から鱗でしたね。そうか、オープニングアクトがこんなだから、みんなアレサが始まる前からヒートアップしてたんだ。それにしてもすごいなあ。
 僕は生粋のロックファンで、ソウルやR&B方面はまだそこそこレベルなんですが、それでもこの2枚の素晴らしさはわかります。緩急さまざまで、自分の気持ちや体調により反応するカ所は違いますが、今日はこの2枚からは、1日を元気に過ごす力を授かりました。今日はそういう気分なんでしょうね。ぐっと前向きな気持ちになれました。
 今はこの日記を書きながら、「Mr. Bojangles」聴いています。ドレミちゃんが起きるとまずいので低いボリュームですが、印象深いサックスの音色はちゃんと届いてきます。今日もいろいろあった。でも少なくとも失望したりへそを曲げるようなことはありませんでした。明日もこうありますように。

Aretha Live at Fillmore West

Aretha Live at Fillmore West

Live at Fillmore West

Live at Fillmore West