「毎日かあさん第3巻」西原理恵子

 おかしくなったiPod、結局リストアまでしたのに復旧しません。しませんが、プレイリストをiPodのアイコンにドラッグ&ドロップすると曲が入っていくことが判明。手動でやるので面倒くさいし、原因もわからないので気持ち悪いですが、とりあえず曲を入れ替えることは出来るようになったんで、オッケーにしちゃいました(笑)。いよいよダメになったら修理に出しましょう。それまではこのまま(笑)。
 昨日本を買いました。西原理恵子毎日かあさん(第3巻「背脂編」)」。これは毎日新聞に連載している育児マンガ(小学生の男の子と保育園に通っている女の子の2人)をまとめた単行本です。
 とはいっても、あのサイバラのことですから、もちろんフツーの「ほのぼの育児マンガ」なんかじゃありません。息子は「バカ」娘は「女の単位をちゃんと取得しているから父親も上手に踊らせる事が出来る」と容赦ありません。
 僕は大好きで、時に感動のあまり目頭が熱くなる彼女の作品を、例えば僕の妻はあんまり好きではありません。理由を聞くと「話がポンポン飛んでわわらなくなっちゃう」「あの絵と彩色がどうも」「なんかいつも誰かをけなしている」などなどと。うーん、読ませる作品を間違ったかな?
 確かに彼女の作品には「えっ、ここまで書くか?」というような表現や内容も多いですし、決して万人受けするものでもないようです。それでも、その作品の奥底にある、人間に対する公平で優しい眼差しは、そんなに苦労しなくてもわかると思います。狂騒的といっていいあの絵柄と内容は、一種の照れ隠しなんだろうかと思うほど、ところどころにその「眼差し」を感じます。それはこの「毎日かあさん」も変わりません。大騒ぎし、子どもに怒鳴り散らし、お母さん仲間と酒を酌み交わし、別れた元夫の世話まで焼き、、、。その騒動のふとした合間に、彼女にしか描けない不思議な「切なさ」が覗いています。
 ところでこの作品に登場するお子さん2人。生まれた時からマンガに登場していたので、その成長がよくわかります。冒頭の「家族の1コマ」に描かれた2人は、もうすっかり大きくなっていて(つっても小学生と保育園通いなんですけど)、時の流れの早さを感じます。うちのドレミも、こんなふうに成長していくんでしょうか?

毎日かあさん3 背脂編

毎日かあさん3 背脂編