ビートルズな1日

 今日はWowwow開局15周年記念・来日40周年記念の「ビートルズ・デー」でした。「Imagine」や「A Hard Day's Night」、「Bangla Desh」あたりはすっかりおなじみのものですが、前半のプログラムは未見のものが多かったです。
 で、こういう長時間特番の時はどうしても録画に頼ってしまい、リアルタイムではきちんと見ていないので以下雑感程度の感想なんですが、リンゴのライヴは楽しいものでした。僕はオールスター・バンドは2回の来日を両方とも観に行きましたが、その時の記憶よりもコンサート自体が手慣れている感じで、演奏もよかったです。とんと来なくなってしまいましたが、また観たいですねえ(僕はトッド・ラングレンがいた時のバンドで来日して欲しかったです)。
 ポールのアビイ・ロード・スタジオの映像は、最初どんなものかなあと思ったんですが、すごいものでした。これについてはきちんと観て、改めて書こうと思いますが、メロトロン弾き語り(?)の「Strawberry Fields Forever」は、あの「アンソロジー」の続編のようで、鳥肌が立っちゃいました。「That's All For Now」という曲をリアルタイム・レコーディングするところなども興味深かったです。そこを観ながら「ああ、こんな感じなら『Flaming Pie』あたりなら短期間で作れるんだろうなあ」と思ってしまいました。いや、実際にどのくらいで制作されたかはちゃんと知らないんですけどね。このプログラムは「プレミアライヴです!」とか「あのアビイ・ロードスタジオで!」とか説明しても、誰にでもわかるものではなく、はっきりいってしまうとどれだけディープなポールのファンであるかによって楽しめる度合いが変わるものだと思います。
 「フロム・リバプール・トゥ・サンフランシスコ」はまだちゃんと観ていないので感想は後日ということにして、次の「ワシントンD.C.」は、けっこう期待していたんですがうーん、ふつうのものでした。短かったし。僕くらいのファン歴だときっとどこかで観たであろうというもので、リマスターで画像がよくなっているのでは、とかカラー映像が発見されたんでは、とかはまったくなく、ただ、この映像が全米で劇場公開されたときの予告編(かな?)は初見だったので楽しかったです。あと、ちょこっとですが1964年のハリウッド・ボウルのライヴ映像があり「Boys」の演奏シーンが出てきましたが、これはまさしくあの「At The Hollywood Bowl」の収録されたコンサートの映像でした。なるほど、ポールのMCは後半部分を効果的に使って臨場感を出していたのか、と感心しました。
 僕としては、映像ソフトで普通に視聴可能なものよりも、例えば「Let It Be」や「シェア・スタジアム」(最近はシェイ・スタジアムっていうんでしたっけ)などがあると嬉しかったです。それに、やっぱり来日記念であれば、あの武道館の映像ですね。もちろん無理なんだろうなということはわかっていますが、ファンとしてはどうしても観たいと思ってしまいます。今回は節目の年ということでいくつかの雑誌メディアがかなり詳細なコンサート・レポートを掲載しています。「ヘタだった」という一般的な評価に対して、その原因や状況、そしていかに改善されたかも紹介されている今こそ、ちゃんと観たいと思うし、その需要もあると思いますが、、、。Wowwowで無理ならぜひ日テレでやってくれないでしょうかねえ。ついでに「Mr.Moonlight特番」そのものを再放送というのは。きっとみんな観ると思うんですけど。
 でもなんだかんだいって、昼間いつテレビをつけてもビートルズ関連の映像が流れてくるのは気持ち良かったです。またやってくれないな。結局どんなものでも、ビートルズ関連ならたいてい楽しめてしまうんです。
 追記:さっきビデオを再生しながらドレミちゃんをあやしていたんですが、「Imagine」のところでドレミちゃん、画面を凝視していました。ほんと。声も出さず、身体も動かさず「Imagine」その他の曲が流れている間、じっと画面を観ていました。画像に惹かれたのか、音楽なのか?

ザ・ビートルズ・アンソロジー DVD BOX 通常盤

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