ビートルズ来日40周年に徒然思う

 ビートルズが日本に来て、40年経ちました。こういうのは基本的にファンが騒ぐものだと思っていたのですが、今年は違いました。いろいろな雑誌が特集を組み、キャピトル東急でもイベントがあり、写真集、写真展と盛りだくさんです。正直うれしいです。なんだかんだいってもこういうのがうれしいのがファンの特性ですね。それにしても改めてビートルズの底知れない魅力に敬服します。もう40年も昔のことなのに、今だにそれを語り、そして調べ、愛する人がこんなにいるなんて。やっぱりビートルズというのは「20世紀の奇跡」なんですね。
 そしてもうひとつ。30周年だった1996年と現在の違いというものも思います。つまり、この10年で大きく発達したインターネットです。僕はファン歴30年で、それなりにビートルズを語れる友人もいますが、それぞれ今は仕事や家庭をもち、住む場所もバラバラです。もしここが10年前と同じ世界だったら、僕も1人で(まあ、妻を相手に話をするくらいで)盛り上がるしかなかったと思います。
 それが今、僕はこうしてブログを書き、そしてそれを読んでくださる人がいます。そうして、面識のあるなしに関係なく「ビートルズが好きだ」という気持ちを「語り合う」ことが可能です。インターネットというと、その負の側面が取り上げられることが多いですし、僕もそういう声に賛同する部分もありますが、それでも絶対に、なんらかの達成や進歩があると思います。今日ビートルズのことを思っているファンのみなさんに向かって、僕もそうだよと言えるなんて素敵な事だと思います。ビートルズはインターネットと同じように、人と人をつないでくれているんだと感じます。
 今日これを読んでくださったあなた、どうもありがとう。僕もあなたと同じビートルズファンです。これから数日、来日40周年で盛り上がっていきましょう。

ラバー・ソウル

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