宿願成就!

ジャケットもかっこいいです

 梅雨が明けてからも早朝は涼しいので(最近は5時頃起きてます)、そんな気がしていなかったのですが、やっぱり暑いですね最近は。僕の仕事は基本的にデスクワークなんですが、たまに外にでると「暑いなあ」と思います。ビル街で照り返しとかもあるのでなおさら。外回りから帰ってきた人などはかわいそうなくらいです。まあ、僕も以前はそうだったんだから、君も何年かはがんばってくれたまえ(笑)とか言い放って、人望をなくしたりしてます(苦笑)。
 8月は日本にとっては、戦争と平和を考える季節でもあります。今年は節目の日には少し真面目に何か書こうと思っていますが、今日は音楽の話をひとつ。
 トリノ・オリンピック開会式をテレビで観た時の日記で、ピーター・ガブリエルが「Imagine」唄ったところから「彼のソロキャリアはビートルズのカヴァーから始まった」てなことを書きました。そのカヴァー「Strawberry Fields Forever」が収録されている「All This And World War 2」という映画のサウンドトラック盤は現在廃盤で、一度もCD化されたことがありませんでした。このサントラには他にジェフ・リンによる「With A Little Help From My Friends」やロイ・ウッドによる「Polytheen Pam」、フォー・シーズンズの「We Can Work It Out」、レオ・セイヤーの「I Am The Walrus」キース・ムーンの「When I'm Sixty-four」(!!!)などが入っていて、埋もれさせるには惜しい作品だと思っていました。ただ、アナログ時代に作成されたこうしたコンピレーションは、そのままの形でCD化するのは(権利関係とかで)難しいんだろうなと思って、まあ、諦めていました。
 それがなんと!CD化されたんです!少し前の日記に書いたモータウンのシングル・コンピレーションを出しているアメリカの通販サイト「Hip-O Select」で。定期的に覗いているサイトのトップにこのジャケットがあったときは、一瞬息を飲んでしまいました。
 本当に久しぶりに聴いてみると、アナログ時代には気づきませんでしたが、全編オーケストラ(ロンドンシンフォニーとロイヤル・フィルハーモニック)がバックの演奏をしているところやその音色など、「Tommy」のオーケストラ版のような感じです(オーケストラの音の取り方やボーカルの乗り方も似ています)。前の日記では「統一された感じがしない」と書きましたが、それは違っていて、上記のようなオーケストラアレンジのためか、それなりに統一感はありました。ただ、エルトンの「Lucy IbThe Sky With Diamonds」やロッドの「Get Back」などはそういう感じがしないので、サントラ用に録音したものとそうでないものがあるようです(エルトンは大ヒットしたあのテイクそのままです)。
 それから、これは主観ですが、やっぱりちょっと「玉石混交」でした。「お、これは!」というものと「うーん、これは、、」と思うものが混じっている感じですね。まあこれは一種のコンピレーションですからしょうがないのかも知れません。それにはっきり言っちゃうと、映画本編に比べたらどれもましです(笑)。ずっと前に一度観ただけですが、、、。これを部屋に流していると、個々の曲の良さ悪さではなく、自分がぜひ再発してもらいたいと思っていたものが本当に出てくれたことが嬉しくて、頬が緩んできます。
 このHip-O Select、去年の春には、やっぱりCD化は無理だろうなと諦めていたツトム・ヤマシタの「Go」も再発してくれました(その後日本でも紙ジャケ再発されましたが)。「宿願成就」とはこのことだ!と喜んでいます。さあ、この調子でモータウンの方も、、、(多すぎてタメイキ)。