とりあえず一区切り

 ご無沙汰しております(笑)。なんとか1週間更新の間が空くのは避けられましたが、前途多難です。
 ここ2ヶ月ほど、仕事関連の勉強をしていました。とはいっても通常の業務とはリンクしないので、普通に仕事をして、プライベートな時間を使い勉強やら調べものやらをしなければいけないという、なんだか納得いかないものなんですが。今は子育ての最中で、家事育児を妻一人に押し付けるわけにもいかないので、それに協力しながらの勉強で大変でした(とはいっても、妻はずいぶん気を使ってくれましたが。妻は出産を境に人間が少し大きくなったような気がします。以前はもっと夫の仕事に冷淡でしたから。いや、大きくなったとはいっても体格じゃないですよ念のため(笑)。そんなこと書いたら大変な事に、、、、)。
 で、その一応の区切りが今日でした。それが昼間終わったので、今日からはもうプライベートな時間が戻ってきました。正確には今日の模様が判断され、引き続き「次の勉強モード」に入る可能性もあるのですが(冗談じゃないよ!と話すと、同僚は「いやなら辞めてもいいんですよ。でも、勉強好きでしょ」などとからかいます(苦笑)。ああ、好きだよ。礼儀知らずの後輩の面倒見るよりずっと楽しいよ(泣笑)!)。とりあえず開放されました。
 ということで今日は休日出勤だったわけですが、いやあ、暑かった。南関東は見事な猛暑、しかもその作業をしていた場所は昼過ぎに雨が降り、そのおかげでものすごく蒸し暑くなって大変でした(そう、僕がカンヅメになっていたところは某教育機関で、部屋に冷房がなかったんです!)。終了が午後3時過ぎという、最も暑い時間帯。しかもそのころはまたカンカン照りの日差しが戻ってきていて、帰りが辛いのなんのって(泣)。帰宅して最初にしたことは即効で風呂場に入り、水シャワーを頭からかぶることでした。ほんと、頭が痛くなるくらいの熱でしたね。今はもう夜ですが、やっぱり少しも涼しくなっていません。熱病にかかったみたいに。
 暑い夏にはプログレ聴きたくなる、と先日書きましたが、今日は暑かっただけではなく肉体的にもハードで熱を吸収してしまって、もうプログレの段階を越えてしまいました、というわけで、さっきから聴いているのはテルミンとシンセです。テルミンは、やの雪の「Eyemoon」、シンセはご存知タンジェリンドリームの「Alpha Centauri」。タンジェリンはシンセ以外にもいくつかの楽器が入っています。フェードラ期の、シーケンシャルな繰り返しの中からある種の酩酊感を醸し出すスタイルではなく、実に律義な電子前衛音楽で、ノイジーな感触が今日はマゾヒスティックな快感に繋がります。普段あんまり聴かないアルバムなんですが、これも暑さのせいかな。
 やの雪のアルバムは、一応テルミン音楽ということになるのですが、実際に聴くとテルミンばかりが目立つものではなく、古楽器や人間の声(ボーカルというよりボイス)による無国籍音楽で、テルミンの露出度は相対的には低め。そのぶん効果的だし、単なる楽器の紹介ではない「ひとつのスタイル」として楽しめます。このアルバムでのテルミンは、明らかに人声のメタファーですね。これは例えばクララ・ロックモア(というテルミンの名手がいるんです)のような音楽とは全く違うアプローチだと思います。ただ通俗的に情緒的な「ヒーリング系」とは明らかに違う感触で、こちらも日常的に聴くものではないのですが、今日のような暑い夜に聴くと、なんだか「行った事もない異国(外国ではなく『異国』ね)」の幻を見そうです。
 何はともあれ一区切りです。で、明日からは仕事の方の修羅場が始まるという、なんつーか、えらいところに所属させられてるなあ。それでもなんとか務まっているということは、まあ、とりあえずなんとかなっているんだろう。
 実は昼からずっと頭が痛くて(暑さのせいだな)、このブログも書かずに寝ようかなと思っていたんですが、書いていたらなんだか気持ちも身体も休まってきました。読んでくださったみなさんありがとう。そろそろテルミン止めて、妻が好きなモーツァルトあたりかけて(さっきから「その変な音楽止めてよ」と言っています)、休むとしますか。明日は月曜日。残暑厳しいようですが、みんながんばりましょう。おやすみなさい。ふう。

アイムーン

アイムーン