コミックを堪能、DVDに驚愕

 今日はちょっと仕事が長引いて、さっき帰ってきました。ドレミちゃんはすでにお風呂から上がって眠っていて、比較的静かな夜。
 おいおい、夜のウォーキングはどうなった?やっぱりザセツか?と思った皆さんチッチッチ、大丈夫、ちゃーんと歩いてきました。今日は少し遅くなる事がわかっていたので、帰宅してから出かける余裕がないかもしれないと思い、仕事が終わってから、ちょうど買おうと思っていた買い物に15分うろうろし、最寄り駅から自宅まで15分歩きました。これで合計30分。ほーらね、ちゃんと歩いたでしょう?自宅までの15分はけっこうアップダウンもあり、気温も高かったので汗もかいてなかなかの運動になりました。決してザセツじゃありませんよ(苦笑)。
 買い物というのは、マンガの単行本でした。唐沢なをきの「ウルトラファイト番外地」(角川書店)。タイトルで「!」と思った方には説明不要でしょう。これはあの円谷プロダクションが70年代の初め(「ウルトラセブン」と「帰ってきたウルトラマン」の間の時期)に制作・放送していた5分番組のパロディ・コミックです。
 本編「ウルトラファイト」は、最初のころはそれまでに放送していた「ウルトラマン「セブン」などの戦闘シーンを再編集して、プロレス実況風のナレーションを入れたものとしてスタートしました。当初は「ヒーローと怪獣が戦うところだけを抜き出した帯番組」だったのが、次第に「アトラクション用のぬいぐるみ怪獣(セブン含む)が野原でケンカする」という不思議な作風になり、それが今では好き者特撮ファンに妙な人気を持っているという作品です。実際に観てみますと、まあ、なんというか、脱力系の番組ですね。「野原を歩いていたイカルスとエレキングがささいなきっかけで殴り合いのバトルになり、いろいろあってどちらかが勝利して終了」みたいな、うーん、なんていうのかな?「クレクレタコラ」の円谷プロ版とでもいうのかしら?そういうものです。
 僕くらいの世代の特撮ファンには「あれ、面白かったよね」という人が多いんですが(そして実際、「大人の視点」からは面白かったりする)、リアルタイムで観ていたときのことを思い出すと、子供心に「トホホ」という気持ちでした。少年時代の僕にとってウルトラシリーズは神聖なものであって、あんな出来の悪い(言いきってごめん!)ぬいぐるみでしょうもないストーリー(言いきってごめん!)でというのは、冒涜でしかなかったんです。まあ、今は別の視点から楽しめるようになりましたが。
 「ウルトラファイト番外地」は、そんな「トホホな感覚の番組のテイスト」を活かして、独自の「ウルトラファイト」を作ったという感じの内容です。著者は僕とほぼ同世代(たぶん著者の方が少し上)で、特撮モノに関する知識も愛情も申し分なく、そのうえで、あえてお間抜けな感覚を甦らせるようなものを作り上げています(なんとこの本、円谷プロが監修としてクレジットされてます)。途中挿入されるコラムも面白く、楽しく読めました。
 で、こういうのを読むと、ふつふつと本編を観たくなるんですよね。DVDとか出てないのかな?と探してみたら、、、ありました。さすが、世の中好き者は多いです。しかもボックス!すげー!で、値段を見てビックリ!なんじゃこりゃー!あの脱力番組観るために、こんな大枚はたかないとだめなの?うーん、さすがにこれは買えないです。DVD1枚くらいに、適当に20本くらい収録したもの、出ませんかねえ。2000円くらいで。それならのんびり観ていられるんですけど、、、、。

ウルトラファイト番外地 (単行本コミックス―KADOKAWA COMICS特撮A)

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ウルトラファイト スーパーアルティメットBOX [DVD]

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