ディランの新譜購入(それだけの話題です、すみません)

 今日は久しぶりにCDを買いました。ボブ・ディランの新譜「Modern Times」。5年ぶり44作目ということですが、この44という数字には、例えば「ブートレッグ・シリーズ」や最近のアーカイブ・ライヴなどは入っているんでしょうかね?中には「Dylan」みたいに現在入手困難なものもあるし、なんだかよくわからないです(ビートルズの曲は全部で何曲?というのと同じようなもんでしょうか)。
 それはともかく、どういうわけかこのアルバム、評判になっていますね。なんか不思議です。ディランは知名度も評価も申し分のない「現代の偉人」の1人ですが、アルバムが出るたびに世間が大騒ぎという感じの人ではなかったはずです。それがなぜか、この10年以上なかったような露出で、これもなんだかよくわからないです。ひょっとしてノーベル賞ねらい?
 なんでこんな「周辺的感想」しか書かないのかといいますと、、まだ聴いていないからです(笑)。実は昨日が僕の母の誕生日(70歳になりました)で、昨日は仕事の関係で帰宅が遅くてなにもできなかったからと、妻がケーキを買ってきて、それをみんなで囲んでいました。そんなことをしていたのでドレミのお風呂も遅くなり、食器の片づけも遅くなってしまい、ついでにウォーキングも中止し(帰宅時に家まで歩いたから、とりあえず15分はやりました)、そしてせっかく買ってきたCDも未聴というわけなんです。
 僕が買ったのは国内盤。DVD付きの限定版だそうで、ジャケットデザインは相変わらず「うーん」というものですが、装丁は書籍を模したものでけっこう凝っています。中のブックレット(それほどのものじゃないですが)に移っているディランの写真は、「!」と思うほど老けていますが(カラーだと特に印象的)、全体にある種の気配がある感じで、期待できそうです。
 僕はディランのアルバムを、たぶん35枚くらいは持っています。そのどれもが(世評に関係なく)独自の魅力を持っていて、決してある視点からだけで評価出来るものではありません。あの独特の声と唄い方でさえ、聴く時によってイメージを変え、簡単に「うんうん、わかった」ということはできません。本当に底知れない人だと思います。今回どんな風にその「底知れなさ」を展開しているんでしょうか?今目の前にあるCDを眺めながら、ドキドキしています。
 追記:今日の新聞に「ディランのニューアルバムが、30年ぶり全米1位に」という記事が載っていました。30年ぶりというと「欲望」か!?すごい!あれ以来の評価ってすごい!うん、やっぱり今日慌てて聴くのはやめて、明日じっくり聴こう。