お間抜けネタ フィギュアのストーンズ

 ちょっと間抜けなタイミングの話ですが。
 先週やっていたフィギュアスケートの中国大会、日本の澤田亜紀という選手が出場していましたが、SPで「Paint It Black」で演技していましたね。画面の隅に「黒くぬれ」と出たときにはどきりとしてしまいました。曲はもちろんストーンズのオリジナルではなく、クラシック調にアレンジされていましたが。でも正直に言ってしまうと、澤田選手はとても若く、その若さと曲調がもうひとつマッチしていなかったような気がします。フィギュアの音楽はクラシックが多く(なんか決まりでもあるのかしら?)、意外な選曲は音楽ファンには楽しいものですから、いろいろ取り上げてくれるといいですね。「トゥーランドット」やケルティック・ウーマンなんかの例もあるので、プロモーションとかの一環でやってくれると面白いかも。でもそうすると、また裏で金やらナニやら動いて変なことになっちゃうのかなあ(苦笑)?
 もういつだったか忘れてしまいましたが、オリンピックのフィギュアでソ連だったかどこかの東欧の国だったかの選手が「Get Back」で演技するのを観たことがあります。これももちろんオリジナルではなく、フルオーケストラアレンジのやたら大げさなものでしたが。そのときはびっくりしました。確か東側ではビートルズや西側(なんか懐かしい表現ですね)のロックは御法度だったはずなのに、不思議だなあと思いながら観ていたのを覚えています。今から考えると、観客と審判の心をつかむためならそのくらいのことはできてしまう、当時の「冷戦中の大国」のしたたかさも感じますね。
 というわけで今日のBGMはストーンズ(そのまんま)。実は今メインで使っているパワーブックの表示がおかしくなってしまって、古いデスクトップでこれを書いています。ふだんはiPodの母艦にしているものなのでやたらと曲が入っていて、ストーンズも200曲以上リッピングしています。「Forty Licks」の「Paint It Black」から始まって、今は「MIss You」です。お、今「Beast Of Burden」が始まりました。いいなあ。僕のプレイリストではこれが終わると「It's Only Rock N' Roll」が始まります。この流れが、僕にはたまりません。
 ともあれ、これからの季節はフィギュアもシーズン入り、素晴らしい競技も楽しみですが、どんな音楽が流れるかも楽しみですね。澤田選手には、今度は若さを活かして、ぜひビートルズで演技してもらいたいですね。えっ?ビートルズじゃ若くないって?そんなことないでしょ、ビートルズエヴァーグリーンだもの。

追記:ネットで調べたら、「Paint It Black」は村主選手も演技したことがあるんだそうですね!?なんなの?スケート関係者にはストーンズファンが多いのかしら?

Forty Licks

Forty Licks