「Love」雑感と、BGMが最高だった飲み会

 「Love」で書き忘れていたことですが、ジョージの作品にけっこう脚光が当てられていてよかったです。シルク・ド・ソレイユの創設者の人(名前忘れた、というかまだ覚えていません)とジョージの親交からこのプロジェクトが生まれたということや、この時期がジョージ・メモリアルデイ近くだということが関係しているのかも知れません。「Something」も上品な仕上がりだったし、「Taxman」のギターソロも実にいい使い方でしたね。「Blue Jay Way」もなかなかいい感じの登場でした。
 そしてなにより「While My Guitar Gently Weeps」。「Anthology」バージョンの弾き語りにジョージ・マーティンがスコアを書いたストリングスがかぶるというシンプルなものですが、これがものすごくよかったです。リミックスはそれほど派手ではなく、ボーカルや楽器はむしろ落ち着いた音質で解け合っています。国内盤にはジョージ・マーティンの解説文を邦訳したものが掲載されていますが、それに「初めてビートルズのためにスコアを書いてから40年、このスコアが締めくくりだ」なんて、ファンの胸に迫るようなことが書いてあります。もしかすると、これが「Love」のベストテイクかも知れません、個人的には。
 今日は小ネタです。実は水曜日、飲み会に行ってきました。風邪引いていて、本当は家で休んでないとまずいのに。久しぶりに会う、職場外の知り合いとだったので、ちょっと無理して参加してしまいました。でも楽しかったです。年齢も職業(会社)もバラバラなんですが、みんなそれぞれキャラが立っていて、集まると盛り上がります。今回は何人かが(いい意味で)人生の節目を迎えたというニュースもあり、楽しく飲めました(僕は下戸なんで食べた方ですが)。
 で、飲み会が楽しかったのとは別に、今回は特筆するべきことがありました。今回のお店は銀座のはずれ、ビルの地下にあり、潜り戸をくぐって入るような和食のお店だったんですが、お店のBGMが、なんと「70年代の洋楽」だったんです。何曲かかかったんじゃないです。3時間強いましたが、その間ずっとです。ビートルズはもちろん、ボウイ、ディラン、ジョン、スプリングスティーン、エルトン、カンサス、パープル、ゼップ、新しめのところでポリス(笑)。フロイドの「あなたがここにいてほしい」やイエスの「ラウンドアバウト」まで流れました!なんかうれしくなってきて、みんなと話しながら小声で口ずさんでいたら「Shiropさん今歌ってたでしょう!?」とか言われちゃいました。あれ、やっぱり店員さんの趣味なのかなあ?誰かがわざわざCDRとかに焼いて持ってくるのかなあ?だったとしたら、その人と友達になれそうです(笑)。
 ちょうどお会計のとき「ホテル・カリフォルニア」が始まって、一瞬「二度とここから出られないんじゃないか?」なんて頭をよぎっちゃいましたよ(笑)。会自体ももちろん楽しかったですが、BGMのおかげで、僕だけは三割増で楽しかったです(笑)。おかげで今日まで風邪も治らず、声もガラガラですが(苦笑)。
 明日は土曜日。さすがにこの週末はゆっくり静養しようと思います。今週あたりから本格的に寒くなってきましたね。どうぞみなさまお身体に気をつけて、よい週末を。おやすみなさい。