話しが長くてくどくて悪かったな(笑)!

 「話が長くてくどい」
 これは僕がいつも妻に言われる言葉です。妻曰く、「あなたはなにか説明したり主張するときに、話がどんどん長くなっていくのよ」なんだそうです。もう少し訊くと「なにかを説明しながら、その補足や周辺情報までくどくど話しだすから、あなたはわかりやすくしているつもりでも聞いている相手はわけわかんなくなるのよ」とのこと。
 うーん、なんか身に覚えがありますよ確かに(笑)。そういう話し方、してるかも。悪気はないんですけど、少なくとも話が長い、というところは自覚があります。そうなのか、そうだったのか?そういえば職場でも僕が発言するとき「じゃあshiropさん、今日は手短にお願いします」って言われます。困ったなあ、反論できない。もしかしてこのブログもそうなんだろうか?すみません。反省してます。もう少し簡潔にするように目指します、、、っって、これがもう長くてくどいのかな?すみませーん(涙)。
 今更ですが、浦沢直樹の「PLUTOプルートウ)」にはまってます今。名前も素性も以前から知っていたんですが、なぜかちゃんと読んでいなかったんです。ひょんなことから1巻から読む機会があり、面白くて一挙にはまってしまいました。「鉄腕アトム」を翻案したこの作品、未来の世界を舞台にしたSF作品で、原作「アトム」にはなかったサスペンス調のストーリー運びがたまりません。いくつもの謎や未解決の事象が重なり、それが(まだ描かれていない)巨大な「存在」を感じさせます。
 プロット自体は「ロボットと人間は共存できるのか」「人間と同じ『感情』を持ったロボットの存在は、人間とどのように違うのか」というような、ある意味おなじみのものですが、それをあの「浦沢スタイル」で描く事で、少しもありふれた感じになりません。舞台となる時代や環境を丁寧に描く事で、人間とロボット、社会の関わりがよくわかり、それが物語にリアリティを与えています。ときどき出てくる、「アトム」以外の手塚キャラクターもお楽しみ。現在単行本4巻まで出ていますが、そこまでいき、物語の中心になる7体のロボットのうち4体までが死んでしまったんですが、それでもまだ事件の全貌解明にはほど遠い感じです。実はこの作品は、「鉄腕アトム」のあるストーリーが原作になるので、そこから類推もできるんですが、そんな単純にはいかないでしょう。ネットなどでは「展開がたるい」などと書かれることもあるくらいの進み方。気長につきあうしかありません。
 で、最新刊の4巻。最後のページをめくってびっくり!あとがきを西原理恵子が描いていたんです!「書いて」じゃなくて「描いて」です。見開き2ページでマンガ描いてました。いきなり「作品に華がないのよね」(大笑)。昨年出た「営業ものがたり」で浦沢直樹と対談したと描いていたので、接触があったのは知っていましたが、まさかここで、しかもマンガで登場とは驚きです。ちなみにその対談マンガで「(浦沢直樹は)マンガと同じで話しが長いんだよ」などと描いていたサイバラですが、このあとがきでも同じようなことを描いています(笑)。「話しが長い」というところでドキッとしちゃいました(笑)。まさかここでサイバラまで読めるとは!もう大笑い大喜びです。いつものサイバラ節炸裂なので引く人もいるかもしれませんが、僕はうれしいです。サイバラファンのみなさん、「PLUTO」第4巻の巻末、ぜひ読んでみてください。で、ついでに(笑)本編も読んでみてください。話しは全然途中ですが(まったく終わりが見えない。まだ序章かも?とさえ思えます)、面白さは保証します。それにしてもこのペースで一体、結末までどのくらいかかるんだろう?ちゃんと終わるんだろうか?浦沢先生がんばってください。応援しています。「長くてくどい」仲間のshiropからのメッセージでした(笑)!

PLUTO 4 (ビッグコミックス)

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