小ネタ 別人としか思えない(笑)!

 週末に映画「ドリームガールズ」を観てきました。よかったです。
 という感想を書き出したんですが、なんかいろいろ書きすぎてまとまらなくなってしまいました。久しぶりにいい音楽映画を観て興奮しているのかもしれません。ジェニファー・ハドソン、素晴らしかったですエディー・マーフィーも(すごく久しぶりに)よかったし。あの場面とあの場面では映画館で拍手しそうになってしまいました。ラストではちょっと泣けてきました。もう少し整理して完成させてアップします。
 というわけで、今日は小ネタ。遅まきながらアカデミー賞の授賞式、テレビで観ました、というか録画しました。真ん中くらいまでしかチェックしていないんですが、毎年楽しみな「あの賞」、今年も堪能しました。
 なにかというとですね、「助演女優賞」です。ノミネートされた女優さんはみんな客席にいます。で、その紹介のとき、それぞれの作品の一場面が流れます。この「映画の中での容姿」と客席の姿のギャップ、これが毎年楽しみなんです。
 助演女優賞にノミネートされるくらいですから、作品そのものの質も高く、助演クラスの人たちはみんな複雑で高度な演技をしています。けっこうな確率で「不幸」だったり「貧しい」境遇だったりで、その中で泣いたりつぶやいたりしています。
 ところが!その「とっておき・ノミネート女優の名演技」のあと、カメラは会場にいるご本人を映すんですが、これがまた、とても同一人物とは思えないほどドレスアップしてメイクもヘアスタイルもばっちり。そもそも、全然不幸せそうに見えません。本当に驚かされます。俳優さんは多かれ少なかれそういう感じで、そもそも映画そのまんまのわけないんですが、それにしても不思議、特に助演女優賞は一番極端に感じます。それだけみんな演技や演出がいいんですね。いや、理屈ではわかっているんですが、不思議で、そして楽しいです。
 本当に、この賞のシーンほど、映画・演技者の奥深さを、楽しみながら感じさせてくれるものはないと思っています。ちなみに今年の受賞者ジェニファーは、比較的ギャップがない感じでしたね。受賞しなかった女優さんの方がギャップが激しかったです(つまり、素顔はみんなお美しいということなんですね)。
 期待された菊池凛子さんも「硫黄島」も惜しかったですが、僕の個人的お楽しみ「助演女優賞」は今年も健在でした。来年も楽しみです。悪趣味かな?