「バーディ」と「やさいのようせい」

 何日か前のSNSのネタとかぶりますが(笑)。
 ドレミのおかげでNHK教育の番組にだんだんくわしくなってきます。ピタゴラやでこぼこフレンズなどは当然として、「おじゃる」や「ゼンマイ」、「クインテット」など、ちょこっと観始めてなんとなく楽しくなってきてしまう感じです。ストーリーもけっこうひねった(?)というか、ベタベタに子ども向きではないものも多く、ドレミと観ながらこっちまで見入ってしまいます(笑)。
 で、最近僕が気に入っているの番組が2つ、「バーディ」と「やさいのようせい」です。
 「バーディ」の方は3月まで週末の夕方にやっていたのが4月から平日の午前7時15分から10分間の番組です。これはフルCGのアニメで、南の島を舞台にした、意志を持った飛行機(やらヘリやらクルマやら管制塔やら)を主人公にしたものです。ストーリーは基本的にはほのぼのドタバタという感じですが、複数いるキャラクターの性格分けが明確で、その絡みが面白いです。僕は個人的にアニー、ロバートの「ちょっとカン違い」してるっぽい2人(?)が気に入っています。南の島が舞台と書きましたが、海と空、そして白い雲は目にしみるくらい鮮やかで、以前行ったことがあるサイパンテニアンを思い出させてくれます。ちなみにこの番組、音楽担当が細野晴臣氏、エンディングテーマは矢野顕子さんという豪華なものです。音楽は設定に忠実なトロピカルな味のあるもので、ちょっとテクノっぽい部分も含めて細野マニアはチェックしてみると面白いでしょう。
 「やさいのようせい」は「バーディ」と同じ時間帯で木曜日、金曜日にやっている番組。こちらは副題に「NY SALAD」とあるとおり、ニューヨークのとある台所を舞台に、夜中に起きてくる野菜の妖精たちを主人公としたアニメ。具体的なセリフはなく(よく聴くと英語を話しているようだけれど、それは聞き取れるようなものではなく、ニュアンスだけが伝わる感じ)原田知世さんのナレーションでストーリーが紹介されていきます。こちらは「バーディ」とまるで違って、まるで水彩画が動いているような淡くて繊細な感じ。さすがNHKというか、細部まで手抜きなく創られた感じで、観ていてびっくりするほどです。こちらのお話は「バーディ」よりもずっとほのぼのしたもので、基本的には妖精たち(芽キャベツ、レタス、ガーリック、プチトマトその他)が台所(妖精たちにとっては世界そのもの)をうろうろしながら遊んでいるというものなんですが、これが本当にほっとするような感触です。
 ちょうどこの2つの番組が始まる頃にテレビをNHK教育に合わせ、それを見せながらドレミに靴下をはかせたり上着を着せたりして、お出かけ前の最後の仕上げをしています。だから本当はパパとママは見る必要まったくないものなんですが(そもそも、子ども番組ですからね)、どっちかというと、パパが一番ハマっているかも(笑)?ドレミは色が鮮やかで比較的にぎやかな「バーディ」が好きなようですが、パパは「やさいのようせい」も魅力的だなあと思っています。なので、もう家を出なければならない時刻なのに、最後まで観ようとして慌ててしまうのはいつもパパです(笑)。しょうがないなあ(笑)。
 「やさいのようせい」は、調べてみたら、なんと原作はあの天野喜孝でした。言われてみれば確かにそんな感じだよ。可愛らしいけど、どこか「不思議な」感じは、天野氏の造形だと思うと納得納得。
どちらも平日の朝という、大人は観にくい時間ですが、機会があったらぜひ観てみてください。特に「やさいのようせい」は一見の価値ありですよ。
 ところで、今回のネタと同じ内容をSNSにアップしたところ、コメントバックで「ジャングルビート」という番組を紹介されました。こちらは上記2番組よりももうちょっとアクティブな感じのCGアニメらしいです。そっちも観てみなきゃ。ああ、こうして40過ぎてるのにNHK教育にハマるハマる(笑)。