ドレミ復帰 ベトのお買い得全集(と日本人ピアニストの話)

 1週間前、2歳の誕生日に水痘にかかり、ずっと家にいた(寝込んでいたんではないですw)ドレミですが、やっと病気が治り(医師から「登園許可」というものが出ないと保育園には預けられないんです)、今日から普通の日常が戻ってきました。園の先生のお話しでは、久しぶりのせいか時々ぼーっとしていいたそうですが、とりあえずは元気に過ごしていたとのことでした。ちょうど7月生まれの子たちの合同誕生会があったそうで、紙で作った手作り王冠(?)と、写真入りバースデーカードを持って帰ってきました。なんだかんだいって本人も興奮して帰宅したので、楽しかったようです。ふう。
 数日前に某SNSで友人のお子さんが、ベートーヴェン編曲の民謡歌曲を歌ったという日記を読みました。それに影響を受けて(すぐ影響受けちゃうんですよ)、今「民謡歌曲集(Songs From British Isles)」を流しています。この歌曲集、実はしばらく前に購入したベートーヴェン全集に収録されているものを聴いているんですが、この全集が、60枚組で約8000円という(安い意味で)とんでもない値段!しかも僕が買った時は、たまたまその店のメンバーズカードがいっぱいで、3000円引いてもらえたので、さらに安くて、1枚あたり100円以下というものすごいお買い得なものでした。比較的最近の録音、演奏家で統一されたもので、もちろんまだほとんど聴いていませんが、よくある寄せ集め的なものではなく好感の持てるものでした。聴いた限りでは演奏もいいようです(交響曲の指揮をしているデイヴィッド・ジンマンは好き嫌いが分かれそうですが、レベルは高いです)。
 ピアノソナタは、一部ホロヴィッツなどが入っていますが、ほとんどは青山幸雄という日本人が弾いています。これが実に素晴らしい出来で、これならピアノソナタはこの人で全部揃えてほしかったという感じです。とかく外国人演奏家に偏ってしまうクラシックですが、こうして聴くと、Jクラシックなんて浮ついた動きとは別のところで、ちゃんとがんばっている演奏家はいるんだと実感できます。
 ちょうど今、部屋にはその全集の「バガテル集」が流れています。演奏はもちろん青山幸雄。バガテルにしてはずいぶんテクニカルで力のこもった演奏ですが、きびきびと気持ちいいです。ふとしたところでとても暖かな音色になるところも含めて、若々しいけれど奇をてらわない、いい演奏です。
 ドレミも無事に完治し、また「毎日」が始まります。ドレミにとっても大人たちにとっても、発見と楽しみの日々でありますように。