ゼップ配信開始、そしてライヴ懸賞も！

　本国ではiTunesStoreで配信開始されているブルース・スプリングスティーンの新作、日本でも配信開始されるのかな？と思っているうちにパッケージCDが先に店頭に並んでしまいましたね。僕は今回訳詞と解説が読みたかったので国内盤を待っていたんですが、そちらも無事に発表されたようです。そうなるともう配信版を購入する動機はなくなってしまって（内容変わらないみたいだし）、のんびりかまえています。週末にでも買ってこよう。先行シングルをネットの映像で見ましたが、これはいいです。フォーク回帰の諸作品は、大好きですがのめりこんで聴くほどではありませんでしたが、今度のアルバムは違う感じです。購入したら腰を据えて書いてみたいと思います。
　ところで、今日のiTMSお知らせメールに、なんとレッド・ツェッペリンの配信が始まったと書いてありました。アクセスしてみると、24曲入りのベストアルバム（DVD付きのパッケージCDも出るようです）と、「コンプリートもの」が配信されるようで、オリジナルアルバムはまだカタログに載っていません（コンプもの買うと自動的に全曲揃うみたいですが。「狂熱のライヴ」は、来月発売される完全版のようです）。ベストアルバムの方は、アマゾンのレビューなどではメタメタの酷評ですが、理由が「アルバム志向だったグループのコンセプトはどうなったんだ？」という、実にファンらしいもので、けなしているのに好感が持てるものです。ゼップはあまり未発表ライヴやスタジオの没テイクなどでアルバムを乱発しないグループなので、オリジナルアルバムの数の少なさもあって、今でも「全部ちゃんと聴く」ファンが多いんでしょうね。その意味では「コンプリート」の方はグループのコンセプトに合っていると言えると思います。僕はオリジナルもBBCやライヴものも持っているので購入しませんが。
　ところで、その（配信開始の）ページを読んでいたら、こんなことが書いてありました「11月26日にロンドンのO2アリーナにて行われる再結成ライヴコンサートのチ家とが当たる懸賞を実施中」。往復の航空券や宿泊のホテル、前日のドレス・リハーサルまでコミコミというすごいもの。しかも「商品の購入は必要ありません」（iTMSで買い物しなくても、アカウントを作成すればオッケー）というものでした！これはすごい。早速応募してしまいました（こちらのページから応募できます）。
　今回の再結成のニュース、もちろん大好きなバンドですから興奮しましたが、なにしろ遠い英国で1回だけのコンサートですから、はなから応募する気などありませんでした。このご時世、そのうち音も映像もどこかで視聴できるだろうと思っていました。もっと正直に言えば、ものすごい反響を呼んでいるところから「きっとツアーに発展する。この大儲けのチャンスを彼らが放っておくわけがない」と考えて、日本で観られるんじゃないかと考えたんです。その後「アルバムを作るかも」というようなインタビューも聞こえてきて、「ほうらやっぱり」と思っていました。それが今回、アゴアシ付きの懸賞と知って、急にその気になってしまいました。やっぱり僕もファンだったんですね（笑）。もちろん当選する確率なんてものすごく低いですが、しばらく楽しみにしていられます。
　今はこれを打っているマックのHDに入っている「狂熱のライヴ（永遠の詩）」（現行版）の「Dazed And Confused」を流しています。映画のサントラ盤ということも含めて、その内容についてはファンからも辛口のことを言われることが多いアルバムですね。「How The West Was Won」が出た今となっては「必聴盤」ではないのかも知れません。そのへんは僕も客観的には思います。でも僕にとっては、生まれて初めてリアルタイムで聴いたゼップがこれであるという思い出も含めて忘れられない作品です。当時はアナログ2枚組で、分厚くてずっしり重い真っ黒いジャケットに写真集（薄いけど）、渋谷陽一氏の解説、スワンソングのレーベル、、、。急に追憶モードになってしまって恐縮ですが、なんだかんだいっても重要な作品だと思います。もうすぐ「最強盤」が出るということで、ますます陰が薄くなりそうなオリジナルバージョンですが、これはこのままのフォーマットで引き続き売っていてほしいですね。理論的ではないですが、僕にはこの曲数曲目の「永遠の詩」が、いつまでもリアルなものであり続けるようです。

　ところで、上に書いた懸賞、当選すると「ペアでご招待」なんですよね。妻はきっとロックコンサートのためにイギリスまで行かないだろうし、ドレミもいるので夫婦2人はまずい。誰か一緒に行ってくれませんか？当選してから言えって？失礼しましたー（笑）。

永遠の詩(狂熱のライヴ)