妙に長文ですが小ネタ ロッキング・オン12月号はすごかった

 今月発売になった「ロッキング・オン」12月号は、ものすごい内容でした。特集が再結成に沸くレッド・ツェッペリンロバート・プラントジミー・ペイジのインタビュー。2人のゼップに対する思い入れの微妙な違いなども感じられるいいインタビュー。
 そしてちょっと前に書いたレディオヘッドの新作「In Rainbows」今回のリリースについての経過説明、曲解説などを巻頭特集で。特に今作のリリースが、今後のレコード業界、というか音楽の流通に対して与えたインパクトについて、この雑誌らしい幾分ケレン味のある表現ながら、かなり核心を突いた分析をしています。この号には他のページ(244ページ)でも別角度から「音楽業界の激震」を取り上げていて、わずか1ページながら、その内容はとても濃かったです。
 そしてビックリの「ポール・マッカートニー・インタビュー」。我らが松村雄策さんが電話インタビュー。これが実に面白かったです。あのポール相手に、松村さんががっぷり四つで挑んで、そして事実上勝っています(まあ、勝負じゃないですけどね)。松村さんは本文原稿では「Help!」についてこれまたビートルズファンなら感激間違いなしの文章を書いています。
 最新作も絶好調なブルース・スプリングティーンも最新インタビュー。これを読むと、アメリカ本国でも「Born In The USA」以来ボスのイメージがおかしな方向に揺れてしまったことなどがわかります。
 今回はこのほかにもニュースとして「エディ・ヴェダー初ソロ発表」「REMのライヴ発売」「シガーロス新作発表」「ポリス来日!」(余談ながらこの文章で編集部の某氏が彼らのサードアルバムを『ゴースト・イン・ザ・マシーン』と書いていますが、ブーッ!3枚目は『ゼニヤッタ・モンダッタ』ですよ)、「USインディーロック・シーン」「オアシスが!」「クイーンも!」「ニルヴァーナまで!」と、実に盛りだくさんで、イーグルスのヒストリーものまでまだたどり着けません(笑)。
 この号は特に、音楽雑誌ではなぜかあんまり取り上げられない「レディオヘッドが起こした波紋」についてかなりのページが割かれているので、じっくり読んで考えたいと思っています。
 で、ここまでインデックスのように見出しを羅列して、なんで内容に踏み込まないのかというと、、、。今日、疲れてるんです(笑)。
 実は今日、夜ちょこっと(1時間くらいかな)会社の上層の人と膝詰めで話しをしたんですけど、これがまた実に息の合わない(笑)ものになってしまい、しかも僕の方が立場が下なのではっきりそうも言えず。気疲れしてしまったんです。肩まで凝って来ちゃった。今日はゼップとポールくらいは書くつもりだったんですが、その気力がありません。というわけで、次回以後に折に触れて書いてみようと思います。それにしてもすごい内容の1冊であることよ。ロックファンのみなさま、ぜひ手に取ってみてください。ゼップが表紙なんで懐かしモードかと思ったら大間違いですよ(笑)。