妻の実家に行ってきました

 昨日今日、妻の実家に行ってきました。昨日はあいにくの雨模様だったんですが、ドレミの従姉のお姉ちゃん(小2)も来ていて、賑やかに過ごせました。今日は義母の実家に顔を出し、ちょうど今日が命日だという義母の父(僕にとっては義理の祖父)のお墓参りもして、いつものことながらどっさり野菜をお土産にいただきました(義母の実家は農業を営んでいるんです)。
 そして今日の夕食時に、事件は起こりました。
 ウナギを食べていたドレミが急に「口の中が痛い」と泣き出したんです。どこが痛いのか尋ねても泣くばかりで要領を得ません。どうも小骨がどこかに刺さったらしい。しばらく様子を見ていたんですが、泣きやむ様子がないので、休日急患センターまで連れて行きました。
 そこは(連休の中日だったせいか)、風邪で発熱したらしい子どもが本当に大勢順番を待っていました(何十人もいた感じでした)。みんなぐったりしながら名前を呼ばれるのを待っていますが、当番医師だけでは次々やってくる患者さんに対応できないらしくて、どんどん混んでいきます。取りあえず30分ほど待ってみましたが、状況は変わらないというか、混み方がひどくなっていくばかりです。このまま日付変わるんじゃなかろうか?そう思ってしまいました。
 ふと受付を観ると、受診できるのは「小児科」「内科」と「外科」があります(うちは小児科に受付票を出していました)。外科の受付はほとんどないようです。咄嗟に「うちの子どもの症状はこれこれだが、外科を受診することはできないか?」と訊いてみました。
 ちょうどどのとき、受付のところにその外科のドクターがいてくれて、その会話を聞いていたんです。「本当は耳鼻科の設備がないと診られないんだけれど、そうも言っていられないですから、自分が診ましょう」と言ってくれました。
 で、すぐに受診してもらって、結果的には「口の中にも喉にもなにも発見できなかった。子どもの場合、骨が刺さった後抜けてしまっても泣き続けることはあるし、刺さっていたとしても重病ということはないので、一晩様子を見て、明日も痛がるようなら改めて大きな病院を受診してみて」というような話しになったんですが、、、。
 それまでずっと泣き続けていたドレミが、受診中に機嫌がよくなり、終わる頃はすっかりニコニコになってしまったんです。これにはみんなビックリ。ドクターは「今こんな表情がでるようならもう心配いりませんよ」と話すと、「おしまい」だと思ったのか勝手に「せんせい、ありがと!」などと手を振っています(笑)。ドレミお前、ついさっきまで「痛いの!痛いの!」と泣いていたくせに!?ともかく、結果的にはまったく無事に帰ることが出来ました。保険証もなしで行ったので6000円ほどかかりましたが、安いものです。それにしても、休日の急患というのは多いんですね。熱を出してぐったりした子どもさんを後にして帰れて、なんだかちょっと後ろめたい気持ちになってしまいました(誰が悪いとかいうものではないんですが)。
 ドレミを診てくれた外科医の先生は、妻の話では「地域では有名な名医」だそうで、事務スタッフに「このままでは患者さんを夜中まで待たせることになるから、当番以外のドクターにも呼び出しをかけてくれ、必要なら僕が電話に出るから」などと指示を出していました。専門外だからと言いながらもドレミをとても親切に診てくださり、説明もとてもわかりやすかったです。小児科不足が叫ばれて久しいですが、あの環境で休日も出てきて働くなんて、本当に頭が下がります。ありがとうございました。
 そのあとはもういつものとおりの「ドレミちゃん」で、妻の実家に戻ってからもミカンを平らげ、「まだお口、痛いの」と言いながらにっこり笑ったり(笑)、元気いっぱいでした。帰宅途中のクルマの中で眠ってしまい、今はもう夢の中ですが、いつものことながら、本当に周りを振り回してくれます。
 さて、とうとうクリスマス・イブがやってきます。明日はどんな1日になることでしょう。それではみなさま、よいクリスマスをお過ごしください。うちは、しばらく魚食べません(笑)。