冬の寒さと暖かさ

 昨日も今日もとても寒かったです。昨日は雨まで降っていましたが、降っていない今日の方がさらに寒くてきつかったです。
 そんななか、義母と姪が遊びに来てくれました。僕の地元では今日「どんど焼き」があり(昨日の予定が順延された)、みんなでそれを見物に行きました(もちろんうちもお飾りを持って)。うちの近くの砂浜が会場なんですが、これが寒いのなんのって(笑)。お飾りの山に火を入れたときは、かなりの火力だったのに、気温が低すぎてその炎が嬉しい(笑)というくらいでした。
 そのあと帰宅してのんびりしていたら、子ども2人が急に外に遊びに行きたいと言い出しました。僕は正直寒い戸外に出たくなかったんですが、そうも言っていられず再びみんなで公園へ。そこで子ども2人は元気いっぱいで遊び回り、お付き合いで鬼ごっこをした僕は、途中でへばってしまいました。僕は(男なのに)冷え性で、今日も足の甲や背中が寒く、けっこう辛かったんですが、子どもたちの楽しそうな顔が見られたのはよかったです。2人が帰った後ドレミに「今日は楽しかった?」と尋ねたところ、両手いっぱい広げて「楽しかった!」と答えてくれたので、体冷やした甲斐もあるというものです(笑)。
 小2の姪はドレミの相手をよくしてくれて、帰るときも折り紙の裏に「ドレミちゃん、いつも遊んでくれてありがとう」と書いた手紙を娘にくれました。遊んでくれているのは姪なのに。以前書いたかも知れませんが、姪は人見知りが激しく、僕も昔は泣かれていました。大人の中でただ1人の子ども、という時代が長かったので、どちらかといえば甘えん坊という感じだったんですが、小学校入学くらいからどんどんお姉さんになっていき、今ではドレミのためにいろいろしてくれます。すごいなあ。自分の子どもの相手をしてくれるからそう思うのではなく、こういうのが「成長」なんだと思います。
 1日たっぷり遊んだドレミはもうとっくに夢の中。妻は床に座って(趣味の)手芸に勤しみ、僕はこうして日記を書いています。さっきまで(明日行く予定の)ボン・ジョヴィを流していましたが、夜遅くなってきたので今はジュディ・コリンズを流しています。先日書いたレノン・マッカートニーものを聴き終わり、今はベスト盤の中に入っている「Turn Turn Turn!」です。この人は他人の曲を歌って、その曲の一番いいところを引き出す天才ですね。このベストにもレナード・コーエンボブ・ディランといったアクの強い人の書いた曲が並んでいますが、どれもちゃんとジュディのものになり、しかも曲の美しさや持ち味がよくわかるようになっています。有名な「Amazing Grace」も、他の誰のものよりもジュディのものが感動的です。
 今も外は寒いです。部屋は暖房を入れていますが、どこか暖まりきらない感じで、今日の寒さの厳しさがわかります。ジュディの声が、この空気によく合います。それは「部屋を暖めてくれる」ともいえるし、「今日の寒さに似合う」ともいえるものです。不思議に心を静めてくれる声です。

the very best of judy collins

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