ビートルズ関連のニュースに思う

 このところ、ビートルズ関連のちょっと不思議なニュースが飛び交っています。
 ひとつは「ビートルズの新曲」というもの。なんでもあの「Anthology」プロジェクトの際にお蔵入りになっていたものをポールが完成させたというものだそうで、実際に音も聴けるようになっています(東京ヒルトンさんのブログに詳細が載っていますので、そちらをご覧ください。ここをクリック)。
 もうひとつは、1962年、ドイツのハンブルグで録音された音源のリリースというニュース。リンゴ加入の直後、ハンブルグのスタークラブ(当時のビートルズ箱バンをやっていた会場)での録音だそうです(Jinkan_mizuhoさんのブログに詳細があります。こちらをお読みください)。
 どちらもなかなかファンのツボを押さえたニュースです。なんですが、、、。
 なんだかどちらも微妙なんですよね。新曲ニュースはポールのみで完成させたものを「ビートルズ」名義で出すというところに「?」を感じます。もし事実なら今現在のような形でのリークはないでしょうし、もし流出ならとっくに大騒ぎになっているような気がします。この曲は僕もYouTubeで試聴しましたが判断がつきかねるものでした(東京ヒルトンさんはご自身のブログでとても興味深い推理をされていました)。ハンブルグ録音の方はもっと微妙で、ありそうだと言えば言えるし、まがい物じゃないかと疑いだしたら際限なく疑えるものでもあります。こちらはまだ実際の音に接していないので、今のところ態度保留ですが。正直なところ、こうしたニュースは時々出てくるんですが、さすがビートルズ、すぐに世界的なニュースになるんですが、実際にはよくわからないままフェードアウトというものも多いので、実際に正式発表があるまではなんとも言えないんですよね。僕としてはどちらも興味津々ですが、ハンブルグ時代のもので、音質がいいものが出てくれたらいいなあと思います。
 さて、こうして毎年いろいろなニュースがあるビートルズですが、ほぼ間違いないことがひとつあります。それは「今年もなにか、新しいビートルズのコンテンツが発表されるだろう」ということです。昨年は「Help!」のDVDがありました。一昨年は「Love」とキャピトルボックス(第2弾)がありました。その前には「Let It Be Naked」とキャピトル第1弾があり、「1」があり、「Yellow Submarine Songtrack」があり、そういえばアンソロジー本(初版買い損なった!)もありましたね。今ここで例に挙げたもののうち、「Yellow Submarine」以外のものはすべて西暦2000年以後のものです。つまり、約7年で7つ(ここに挙げていないものもありますので、実際にはもっと多いです)。現役でもこんなにリリースしないグループが多いのに、本当にすごいです。今回のニュースは、僕は根本的には疑っていますが、決してあり得ないような話ではありません。そうすると、もしかして誰かが意図的に流して、市場やファンの反応を見ているのかもしれませんね。それにもとづいて、新しい「ビートルズもの」のリリースを検討するという感じ。うーん、なんだろう?新曲といえば後期のイメージだし、ハンブルグは文字どおり最初期のものだ。両極端な要素だなあ。この2つを繋ぐもの、この2つから連想されるものといえば、、、。
 「Let It Be」かなあ?いよいよ出るのかな、DVD?もしそうなら最高ですね。もちろんどんなものでも嬉しいですけれどね。さあて、どうなるだろうなあ?