小ネタ 日曜の夜にバッハを聴く

 先日来勉強しているアメリカ音楽ですが、「アメリカ音楽の誕生」を読んでいてもなかなかロックにストレートに結びつかず(笑)、逆にアメリカにおけるクラシック音楽の電場や発展、そしてジャズやブルースなどのことについていろいろ勉強になっています。でもこの本は、ポピュラーミュージックについての部分もよかったです。なにより嬉しいのは、変な思いこみで大衆音楽を貶めるのはなく、「アメリカだからこそ生むことの出来た芸術」という視点で語っている姿勢です。初期のジャズでは、アフリカ系アメリカ人の貢献が積極的に否定されていたということなども書かれていて、本当に勉強になります。
 この本で僕は、ラグタイムについて認識を新たにしました。そのことをぜひ書きたいと思ってこの文章を書き出したんですが‥‥。
 ない!本が!
 先日読み終わり、ちょこちょこ斜め再読するためにリビングに置いておいたんですが、今日見てみたら、カバーだけ残して、中身はなくなっていました。こんなことをするのは我が家でただ1人、ドレミ!最近はちょっと油断すると僕の本やCDにいたずらするドレミですが、まさか本を持って行ってしまうとは!?どうせならカバーの方を持って行ってくれたらよかったのに(涙)。どうせおもちゃ箱かピアノの下あたりに隠しているんだろうけれど、今日はもう探す時間がない。その本から少し引用したい部分もあるので、残念だけれど今日は書かないでおきます。どんな内容かは改めて書くときのためにここでは伏せますが、どんなものも先入観を持ってしまうとわからないものがあるなあということです。
 というわけで、日曜日の夜も更けてきました。昨日今日は比較的穏やかな陽気で、久しぶりに家族で(もちろんコピも一緒に)散歩に行きました。そうそう、コピの病気は、心配したよりも重くないようでした。ただしばらくは服薬が必要なのと、今後は定期的に検査をすることも必要になってきそうです。本人(?)は薬のおかげで食欲も元気も戻ったので、もうすっかりいつもと変わりません(笑)。ドレミの風邪もほぼ完治。少し咳と鼻水がある程度になりました。今は僕の方が咳き込んでいますね。でも自分の病気はどうでもいいや(笑)。
 今聴いているのはイングリット・へブラーの「フランス組曲」。以前にも書きましたが、タワー・レコードが独自に再発している盤でなんと1000円(だったか1050円だったか)で買ったものですが、名演奏です。どこも奇をてらっていないのに気持ちに入ってくる演奏で、日曜日の夜に聴くにはぴったりです。最後にロック系ウンチクを書きますと、この曲の第1曲のメロディは、エマーソン・レイク・アンド・パーマーのファーストアルバム収録「Knife Edge」のキーボードソロに引用されていますね(ちなみに同アルバムの「The Barbarian」ではバルトークが引用されています。彼らの場合普通のロックバンドと違い、クラシックのフレーズを入れる場合でも、単にフレーズをコピーするのではなく、本当にそのまま弾けてしまうところがすごいです。)
 先週は祝日もあり、ドレミの看病で休んだ日もあったんですが、今週は5日ちゃんと通い、しかも明日は仕事のシフトで夜遅くなる予定です。ではみなさん、お互い健康に気をつけてよい1週間にしましょう。おやすみなさい。