「Let It Be」発売決定(注:エイプリルフールネタです)

 ついについに、「Let It Be」のDVDが発売になるそうです!いやあ、待った待った。昨年「Help!」のリマスター版が出たときに「ひょっとしたら?」と思っていたんですが、とうとう来ましたね!本当に嬉しいです。
今回の発売はDVD版の「スタンダード」、Blue-Ray版の「デラックス」の2種類。本編のデジタル・リマスタリングは当然として、特典も充実していて、「Help!」同様ポスター、カードなど。そして「デラックス」には、あの写真集「Get Back」の完全復刻版もつくということです(こりゃまた高い方買わなきゃならないよトホホ)。
 でもでも、今回の「!」は付録じゃありません。映像の方です。なんと本編も大幅増量の150分!演奏が基本的に「完奏バージョン」になり、あの「ルーフ・トップ・コンサート」もノー・エディット完全版!ミスややり直しも含めて総て観られるそうです。しかもこのシーンはマルチアングル化されていて、ビリーも含めたメンバーそれぞれのアップと全体のアングルを切り替えられるそうです。全体を通しで20回以上再生するとコマンドが出てくるそうですが、ファンなら楽勝の回数ですね。このマルチアングルには、「アップルビルの前から屋上を見上げるアングル」というものもあるそうで、「当日偶然通りかかった幸運なファンの気分が味わえる」そうです(笑)。
 しかもそれだけじゃありません。あの有名な「ポールとジョージの口論」シーンも、これまたノー編集ロング・バージョンで収録!これを観るとだんだん興奮してきた2人の言葉にリヴァプール訛りが戻ってくるところや、最後はなし崩しに仲直りしてしまうところもわかります(今までの映画バージョンの方が緊張感がありますので、この部分は編集で「盛り上げた」ものであることがわかります)。
 このように本編も見逃せないものですが、2枚目の「映像特典」はさらに興味深いです。例によってメイキングコーナーもありますが、すごいのは関係者インタビュー集。マイケル・リンゼイ・ホッグ、アラン・パーソンズ、そしてなんとグリン・ジョーンズまで登場します。特にファン心理丸出しで当時を語るアラン・パーソンズに対して「貴重な経験だったけれど、辛い思い出でもある」と真顔で語るグリン・ジョーンズは、観ているこちらも複雑な気持ちになってしまいます。後にフー、ストーンズなど、そうそうたるバンドのプロデューサーとしてその名を馳せる偉大なグリンが、何故かビートルズに関してだけは外れくじを引かされてしまったという無念さが伝わってくるようなインタビューでした。
 というわけで、ファンにとっては待望の発売の「Let It Be」ですが、なんとこれだけではありません。日本版だけの特典で、音声にあの「かまやつひろしナレーション」が収録されるそうです!これは僕にとっては大ニュースです。実際のナレーションは数カ所だけなので時間的には短いですが、こうした特典がつくということは、「その後」に期待が持てます。つまり、これ以外のビートルズ映画が日本のテレビで放送されたときの「吹き替え音声」が収録される可能性が出てきたということではないかと、僕などは思ってしまいます。賛否両論あるかとは思いますが、ぜひお願いしたいところです。まさに「待ちに待った」このDVD(とブルーレイ)、発売日は6月31日!こりゃまた、この日まで死ねません。

 さて、今日は何月何日(笑)?

 4月2日追記:この日記はいわゆる「エイプリル・フール」ネタでした。というわけで、読まれた方、本気にしないでくださいね。で、読んでもどうか怒らないで、広い心で受け入れてください(笑)。真面目な話、早くリリースしてほしいです、「Let It Be」。その願いをこめて書きました。というわけで、どうもすみません。