風邪で療養してました。久しぶりの更新です。

 久しぶりの更新です。すみませんでした。
 何をしていたのかと言いますと‥、体調を崩しておりました。といっても大したことではありません、いつもの風邪です。ただ今回は仕事の繁忙期とも重なってきつい状態になってしまったので(断続的な発熱、止まらない咳など)、約1週間休養モードで生活し(出勤はしていました)、夜も早く寝ていて、そのためにブログの更新も休んでしまいました。先週に比べるとずいぶん良くなってきたので(咳はまだ続いていますが)また少しずつ日記を書いていこうと思います。よろしくお願いします。
 というわけで、先週は1週間仕事から帰り食事と入浴を済ますと速効で布団に入っていました。家族に感染させないようにと思って僕1人空いている部屋で寝たんですが、1人しかいないので枕元に本とiPodをつなぐ小型スピーカを置いて、それで寝る前は読書したり音楽を聴いたりしていました。今回はクラシックを聴くことが多かったですが、その中でもシューマンの歌曲「詩人の恋」をよく聴きました。僕が持っているのはデートリッヒ・フィッシャー・ディースカゥのもの。1974年に来日したときのライヴ盤(最近廉価盤で発売されたもの)で、ピアノ伴奏は小林道夫がつとめています。とてもいい演奏です。
 実は僕はこの「詩人の恋」、30年以上前に聴いたときには大して良い曲とも思わず(それは同じくフィッシャー・ディースカゥで、伴奏はなんとホロヴィッツ!)、そのまま最近まで来ていたんですが、今頃になってその良さがわかるようになってきました。この曲に限らず、ずっと苦手だったシューマンがここ数年「いいな」と思えるようになってきて、これはつまり年齢的なものなのかなあ?ともかく、休養中の布団の中で聴きながら、何も考えずに感動していました(小林道夫のピアノが、またいいんですよ)。この年齢で「好きな作曲家」が増えるというのは嬉しいことです。
 そしてもうひとつ、これはちょっと元気になってきた週の後半ですが、夕食の準備をしているときに1枚のDVDを観ていました。それはディープ・パープル、モノは1974年のカリフォルニア・ジャムの映像です。職場の近くにあるショッピング・センターでやっていたワゴンセールで、980円で購入したものです。クレジットにハングルが混じっているので、韓国の輸入ものだと思います。パッケージは安っぽいし、映像も現在の基準でいうと、決して「いい」ものではないですが、ちゃんと「Burn」から「Space Truckin’」までフルに収録されていますし、普段見る分にはまったく問題なしです。演奏しているのはいわゆる「第3期」のメンバーで、「Smoke On The Water」と「Space Truckin’」以外はアルバム「Burn」からの曲で構成されています(ドラムソロのとき、「The Mule」が、「You Fool No One」のイントロで「Lazy」のリフも聴けます)。これは有名な映像なのでみなさんよくご存じだと思いますが、ともかく演奏がワイルド。特別なイベントだということもあったのかものすごい緊張感の演奏が続き、最後にはリッチーがギターを何本も破壊し、ステージが炎上したりしています。これは観ていると興奮します。そしてそのリッチー以上に他のメンバー、特にデイヴィッドとグレンの2人が実に若々しく、そしてぶっ飛んでいます。パンク以後、パープルのようなバンドは「オールド・ウエイブ」と言われてしまうんですが、この映像でのパープルは、ヘタなパンクバンドの100倍荒く、100倍危険に見えます。僕は個人的には第2期のパープルに一番思い入れがあるんですが、第3期(そして第4期も)の彼らもまた、とんでもない存在だったと思います。このDVD、実はもう1本、廉価版の「羅生門」を買ったときに「ついでに」(すみません)買ったんですが、その「ついでの買い物」で、病気の体に力をもらいました。
 先週は残業せずに過ごしましたが、明日からはまた残業の日々が続きます。シューマンとパープルに活力をもらって、がんばっていきたいと思います。