ポールのリヴァプールコンサート(を雑誌で知るw)

 先日発売になった「レコード・コレクターズ」8月号は、前号から続いてのビートルズ特集でした。今回は後期(青盤時代)のベスト50。例によって「どうして○○が入っている(入ってない)んだ?この順位はなんだ?」という楽しみ方ができるものです。ベスト10にポールの曲がたった2曲、しかもそれが9位と10位というのはどういうこと?と思いますが、上位8曲もそれぞれ大好きな曲だから黙らざるを得ません。しかも「Happiness Is A Warm Gun」まで入っているので、僕としては許してしまいます。結局何がどういう順位でも文句付けながら同意してしまうんですけどね。
 ところでこの号には、6月1日にリヴァプールで行われたポールのコンサートの模様がレポートされていました。これがなかなか興味深いものでした。僕は少し前の日記に「最近ポールはなにしているんだ?」なんてとぼけたことを書いてしまいましたが、こうして素晴らしいコンサートを行っていたんですね。僕の情報不足でした。
 セットリストも興味深いし(「Hippy Hippy Shake」やら「A Day In The Life」やらを演奏したんですね)、客席にヨーコやオリビアジョージ・マーティン卿がいたという話しなど、ファンにはとてもうれしいものです。個人的に興味深かったのは、2曲でデイヴ・グロールがゲスト参加していたという情報。本文に「デイヴ・グロール(元ニルヴァーナのドラマー。現在、フー・ファイターズのヴォーカル&ギター)」と丁寧なプロフが書かれていたのが面白かったです。デイヴ、レココレの読者には馴染みが薄いのかな?記事にはベースを弾くポールとの2ショット写真も掲載されていて、デイヴのファンでもある僕には嬉しいプレゼントでした。
 もっと個人的なことを書いてしまうと、この記事に掲載されているポールの写真に写ったヘフナーのベースが気になってしまいました。先日の日記に書いたとおり、僕はオヤジバンドのベース担当で、現在の愛器(リッケンバッカー)は入院治療中です。で、いくつかの楽器店サイトを覗いていて知ったんですが、今廉価版のヘフナーベースがあるんですね。中国製とのことですが、写真で見る限りなかなかかっこいい。で、価格が約10万円。ドイツ製ヘフナー(復刻版も含めて複数のバージョンあり)はどれもずっと高いものですから簡単に諦めがつきますが(笑)、10万円前後となると、なんとかかんとかがんばれば手に出来そうな価格です。いや、本当をいうとこれだって高くてすぐには買えませんが、30万40万の楽器を夢想するよりは現実味がある(?)。いいなあ、欲しいなあと思いつつ数日を過ごしていてのこの写真。これは目の毒です。欲しい気持ちに火がついちゃう(笑)。実際この写真のポールは、確かに髪も心持ち薄くなったようで皺もあり、年齢はごまかせませんが、ヘザーとの離婚騒動の報道で観たときよりもずっとパワフルな感じ、そのポールがヘフナーのベースを持っているんですからたまらないです。ああ、いいなあ、ヘフナー(笑)。
 この記事の最後に、ポールがいよいよツアーに出るという(向こうの新聞記事による情報)ニュースが書いてありました。日本も入っているようです。前回の来日から早6年、今度こそ、実現して欲しいですね。待ってますよポール!