小ネタ リンゴの「返事書かない宣言」

 今日もビートルズ関連の小ネタですが。
 今朝のテレビで「リンゴ・スターが『これからはファンレターの返事も書かない、サインもしない』と宣言した」と報道していました。スポーツ新聞に載っていた記事だそうですが、これだけではさっぱりわからないものでした。
 仕事から帰って検索してみたら、リンゴが公式サイトで声明を発表しているということでしたので、早速そこに飛んでみました。そうしたらなんとその発表を動画で見ることができました(こちらのページです)。
 内容はテレビで聞いたこととほぼ同じものが、リンゴ自身によって語られていました。「大事なメッセージだ。10月20日以降はファンレターも送らないで欲しい。どんなものにもサインしない。10月20日以後消印の手紙類はみんな捨ててしまうよ。僕に他にやることがたくさんあるんだ、ピース・アンド・ラヴ」というもの。
 これ、どういう真意なんでしょうか?僕が最初に思ったのは、あのアニメ「ザ・シンプソンズ」に登場したときのエピソードです。リンゴ本人が本人役で出演した回で、「何十年かかってもファンレターには返事を書く」と語っていたリンゴですが、それを真に受けたファンからたくさんファンレターや「サインして送り返してください」物件が届いたんでしょうか?それで、いいかげんイヤになっちゃったとか?
 そういえば映画「A Hard Day’s Night」でも一生懸命たくさんのファンレターに返事を書こうとする姿が微笑ましかったリンゴ(と他3人)ですが、わざわざ「宣言」するあたり、これ自体が人を食ったジョークのような気もしますね。「これからは『絶対に返事を書かなくては!』なんて気張らずに普通にするから、みんなも返事が来なくてもガッカリしないでね」くらいの意味で。だって公式サイトの冒頭に「This is the serious message to everybody」なんて出だしの動画を掲載するなんて「もっともらしい大げささ」が、ジョークの匂いプンプンだと思います。考えてみたらリンゴほどの大物にファンレターの返事や直筆サインを望む方がおかしかった(?)わけですから、まあ「シンプソンズの呪縛」からの解放(リンゴもファンも)というくらいに受けとめておけばいいんじゃないかなあ?
 で、ふと思いついたんですが、「10月20日以後(に届いたファンレターは捨てるよ)」と強調しているところから逆に考えて、「10月19日までのもの」なら返事がもらえるんじゃないでしょうか?すると明日に投函すると、そのうち返事が来るのかも知れませんね。これはちょっと気になる。どうしてもリンゴからの手紙が欲しいファンの方、あと4日が勝負かも知れませんよ。返事が来るのは20年後かも知れませんが(笑)?

想い出のリヴァプール

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