小ネタ これとこれを一緒に買う人がいるとは！？

　けっこう利用するアマゾン。サイトで商品を検索した人はご存じだと思いますが、ある商品を見ると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という表示があります。例えばブライアン・ウィルソンの「The Lucky Old Sun」のページだとビーチボーイズやフィル・スペクター伝記、その他ソフト・ロック系など、ボブ・ディランのブートレッグシリーズ「Tell Tale Signs」だとディランの作品の他ウォーレン・ジヴォンやニール・ヤング、ライ・クーダーなど。まあ大体「ああ、このアーチスト好きな人は、このへんも聴いているよなあ」と思えるものが大半です。ここで発見して、興味を持って聴き始めた未知のアーチストもいます。アマゾンからすればそういう掘り起こしを意図したものなので「見事にハマッた」クチですが（笑）、実際役には立ちます。
　ところでこのコーナーに列挙されているアルバムにはときどき意外なものが入っていることがあります。今ちょっと見てみたら、ELPの傑作「Brain Salad Surgery（恐怖の頭脳改革）」での「こんな商品も買っています」にはプログレ系の作品以外に、エルトン・ジョンやニール・ヤング、U2、ZZトップなどが入っていました。全体にいくぶん古めのアーチストという繋がりはありますが、眺めていると「へえ、こういうのを併聴している人もいるんだね」と感心します。幅広く聴いている人はけっこう多いんだということも実感できます。
　ところでついさっき、アマゾンであるアーチストを検索しました。検索したのはロイヤル・ティーンズ。あの「タモリ倶楽部」のオープニング曲「Short Shorts」を演奏しているグループです。購入目的というよりも、なんとなく検索したというところです。何枚かヒットしました。その中で、日本盤のベストを見てみたところ、上記の「こんな商品も買っています」には、たった1枚のアルバムだけが載っていました。
　それは「のだめオーケストラ　Live!」。あの名作ドラマが本放送のときに出た2枚組で、ドラマ使用楽曲のコンピレーションです。しかし、この2枚を同時に買う人がいたなんて不思議です。僕としてはあんまり相互に関連性がないというか、かなりかけ離れているような気がします。上に書いたように、けっこう幅広い範囲で購入している人も多いのは事実ですが、ここまで離れていると、なんだか腑に落ちないです。「のだめ」の方の同コーナーは「のだめ」関連、クラシック関連で埋め尽くされているので、なおさら不思議です。なんだろう？なにか僕の知らない関連があるのかしら？それともただの「テレビで流れた曲好き」な人が購入したのかな？うーん？

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